トランシーバーおすすめ5選【2026年版】災害時の家族連絡に

トランシーバーおすすめ5選【2026年版】災害時の家族連絡に
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※2026年11月1日に価格・情報を確認して更新しました。

モモ
モモ

キュー隊長、大きな地震のあとは携帯がつながりにくいって聞いたの。家族と連絡が取れなかったらどうしよう……。

キュー隊長
キュー隊長

そんなときの備えのひとつがトランシーバーだ。アイコムは製品ページで「無線機は、中継設備なしに無線機同士で直接話せる」と説明している。今回の5選なら7,900円(楽天市場の検索結果)から用意できるぞ。

モモ
モモ

でも無線機って、免許がいるんじゃないの?

キュー隊長
キュー隊長

今回の5機種のうち4機種は免許も登録も不要で、1機種だけ総務省への登録が必要だ。どれも資格はいらない。大事なのは方式、通話距離の目安、それに電池だ。順番に見ていこう。

地震や大雪による停電、台風のあとなど、家族と連絡を取りたいときに限って携帯電話がつながりにくいことがあります。電話網を使う「災害用伝言ダイヤル(171)」と並んで、電話網を使わない連絡手段として用意しておきたいのがトランシーバーです。

ただし、話せるのは無線機どうしの電波が届く範囲だけです。この記事では「特定小電力」3機種、「デジタル小電力コミュニティ無線」1機種、登録して使う「デジタル簡易無線(登録局)」1機種を、メーカーの仕様表と取扱説明書で比べました(アイコム・ケンウッド・アルインコの3社。ほかのメーカーは比較していません)。価格は2026年10月21日時点の価格.comの掲載と楽天市場の検索結果です(価格.comの掲載分は11月1日に再確認)。171の使い方は災害用伝言ダイヤル171の使い方ガイドにまとめています。

📌 先に結論

  • まず家族分そろえるならアイコム IC-4120。免許・資格不要の特定小電力で、単3電池3本で動く(楽天市場で7,900円から)
  • 電池の持ちと聞き取りやすさならケンウッド UBZ-LU20。単3形アルカリ乾電池3本で、内蔵スピーカー使用時70時間(ECo(H)・メーカー条件)
  • 防塵・防水の保護等級が特定小電力3機種でいちばん高いのはアルインコ DJ-P240L。IP65/67、単三電池2本で動く(15,774円から)
  • もっと遠くと話したいならアイコム IC-DRC1MKII。免許・登録不要で出力500mW、見通しのよい場所で約3kmが目安
  • ふだんのレジャーなどにも使い、より大きな出力がほしいならアルインコ DJ-DPS70E。出力5Wのデジタル簡易無線で、総合通信局への登録が必要(防災用途の扱いは本文で)

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迷ったらこれ

アイコム IC-4120:免許・資格不要の特定小電力。単3電池3本で動き、家族分をそろえやすい

ケンウッド UBZ-LU20:単3電池3本で内蔵スピーカー70時間(ECo(H)・メーカー条件)。価格.comでAmazon.co.jpが10,144円(ブラック・2026年11月1日時点)

家族で使うなら、同じ方式の機種でそろえましょう。

防災用トランシーバーの選び方|4つのポイント

1. 方式で選ぶ|免許・登録の要否と出力

家庭で使えるトランシーバーは、主に次の3つの方式に分かれます。方式が違う無線機どうしは周波数帯が違う(特定小電力は400MHz帯、デジタル小電力コミュニティ無線は142/146MHz帯、デジタル簡易無線は351MHz帯。各社の仕様表)ので、家族で使うなら同じ方式の機種でそろえるのが基本です。今回の5機種は、いずれもメーカーが技術基準適合証明(技適)を受けた機種と案内しています。

方式 免許・登録 送信出力 今回の機種
特定小電力 不要(ケンウッドは「免許・登録申請・電波使用料不要」と案内) 10mW IC-4120、UBZ-LU20、DJ-P240L
デジタル小電力コミュニティ無線 不要(取扱説明書「無線局の免許や登録の申請および電波利用料は必要ありません」) 500mW IC-DRC1MKII
デジタル簡易無線(登録局) 資格は不要だが、使用前に総務省の総合通信局への登録が必要(DJ-DPS70Eのユーザーガイド) 5W(切り替え式) DJ-DPS70E

出典:アイコム、ケンウッド、アルインコの各製品ページ・仕様表・取扱説明書、総務省 関東総合通信局「デジタル簡易無線局(CR)登録局のページ(令和7年10月1日以降の申請)」。

2. 通話距離の目安を知っておく

トランシーバーの通話距離は、建物や地形で大きく変わります。市街地での目安は、特定小電力の3機種が100〜200m程度、デジタル小電力コミュニティ無線のIC-DRC1MKIIが約200〜500m(見通しのよい場所で約3km)です(取扱説明書・製品ページ)。

特定小電力は近所や避難所の中など、近い範囲での連絡向きです。DJ-P240の簡易取扱説明書は「建物内の縦階層間の通信はフロアが障害物になるため、直進では数十メートルの近距離であっても通信できないことがあります」としています。離れた家族とは171やスマホの電源確保と組み合わせましょう。DJ-DPS70Eの通話距離の目安は、製品ページに記載がありませんでした。

3. 電池の種類と、付属しているものを確かめる

停電が続く場面では、乾電池で動くかが大事です。特定小電力の3機種は単3形乾電池で動きますが、IC-4120とUBZ-LU20の取扱説明書は乾電池が付属していないとし、DJ-P240の付属品一覧にも乾電池はありません。充電池が付属するIC-DRC1MKIIとDJ-DPS70Eは、停電中の充電手段か、別売の乾電池ケース(IC-DRC1MKIIはBP-295、DJ-DPS70EはEDH-41)が必要です。

4. 屋外で使うなら防水・防塵性能

保護等級は、IC-4120・UBZ-LU20・IC-DRC1MKIIがIP54(いずれもカバーやキャップを正しく取り付けた状態)、DJ-P240がIP65/67、DJ-DPS70EがIP64/65/67/68です。UBZ-LU20の取扱説明書は、IP54でも「蛇口からの水をかけたり、水の中に落としたりすると故障の原因」になるとし、DJ-P240の簡易取扱説明書も「水などでぬれやすい場所では使用しないでください」としています。

防災用トランシーバーおすすめ5選【2026年版】

価格は2026年10月21日に価格.comの掲載(JANコード・型番検索)と楽天市場の検索結果で確認し、価格.comの掲載分は11月1日に再確認した新品の税込価格です(1台あたり。送料・ポイント別。在庫や価格は変わります)。ボタンは、価格.comの掲載や楽天市場の検索結果で取り扱いを確認できたショップです。

1. アイコム IC-4120|家族分そろえやすい特定小電力

アイコムの特定小電力トランシーバーで、メーカーは「免許・資格不要だから、誰でも買ってすぐに使用可能」としています。交互通話20チャンネルに、別売の中継装置を使う中継通話27チャンネルを加えた47チャンネルに対応。電源は単3形アルカリ乾電池3本のほか、充電式ニッケル水素電池や別売のリチウムイオンバッテリーパックBP-258も使えます。

使用時間の目安は、単3形アルカリ乾電池3本で約80時間(別売のHM-186L使用時ほかメーカー条件)。取扱説明書は「電池は付属していません」としているので、乾電池を一緒に用意しましょう。

取扱説明書の通話範囲の目安は、見通しのよい場所で約2km、郊外で約1〜2km、市街地で約100〜200mです。使えるのは日本国内に限られます。10月21日時点では、楽天市場の検索結果に7,900円の出品が並んでいました。11月1日時点の価格.comの掲載では、1台単品は楽天市場の販売店の9,196円からでした(Amazon.co.jpはイヤホンマイク付きのセットが8,580円から)。

方式 特定小電力(400MHz帯・10mW/1mW)
チャンネル 47ch(交互20ch+中継27ch)
電源 単3形アルカリ乾電池3本/ニッケル水素電池/BP-258(別売)
使用時間の目安 約80時間(単3形アルカリ乾電池3本、HM-186L使用時ほかメーカー条件)
防塵・防水 IP54(端子のキャップ装着時)
寸法・重量 55.5×105×29.1mm・約144g(BP-258装着時)
付属品 ベルトクリップ(乾電池・充電池・充電器は別売)
通話範囲の目安 市街地 約100〜200m/見通し 約2km(取扱説明書)
実勢価格 7,900円前後〜(楽天市場の検索結果)、Amazon.co.jp 7,910円(黒・価格.com掲載)(2026年10月21日時点)

✅ メリット

  • 今回の5機種でいちばん手ごろで、家族の人数分をそろえやすい
  • 単3形アルカリ乾電池3本で動き、中継装置にも対応する

⚠️ デメリット・注意点

  • 乾電池は付属しない
  • 市街地での通話範囲の目安は約100〜200m

編集部の評価  免許・資格不要で、近所や避難所の中での連絡手段を手ごろにそろえられる

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 家族3〜4人分を予算を抑えてそろえたい人(今回の5機種で最安)
  • 乾電池で動く機種を選びたい人(単3形3本)

2. ケンウッド UBZ-LU20|電池の持ちと聞き取りやすさ

ケンウッドの「デミトス」シリーズの特定小電力トランシーバーで、メーカーのラインアップではNEWの表示がある20チャンネルのモデルです。電源は単3形アルカリ乾電池3本で、メーカーの定格では、内蔵スピーカー使用時のバッテリーライフは60時間(バッテリーセーブon)、70時間(エコモードECo(H))。イヤホンマイクEMC-3A使用時は最長100時間です(送信1:受信1:待ち受け8の繰り返し、室温25℃の条件)。

スピーカー出力は400mW以上で、メーカーは「屋外でも聞き取りやすいスピーカー大出力」としています。色は4色。取扱説明書は「アルカリ乾電池、バッテリーパック(UPB-5N)は付属していません」としています。

取扱説明書の通話距離の目安は、市街地で100〜200m、見通しのよい場所で1〜2km。日本国内専用のモデルです。11月1日時点の価格.comの掲載では、Amazon.co.jpのブラックが10,144円でした。

方式 特定小電力(400MHz帯・10mW)
チャンネル 交互通話20ch
電源 単3形アルカリ乾電池3本(DC4.5V)/UPB-5N(別売)
バッテリーライフ 内蔵スピーカー 60時間(セーブon)/70時間(ECo(H))、EMC-3A使用時 80/100時間(メーカー条件)
防塵・防水 IP54(端子カバー・電池カバー密閉時)
寸法・重さ 55.5×104.2×26.2mm・約180g(アルカリ乾電池含む・ベルトフックなし)
色 ブルーグレー、ブラック、レッド、イエロー
通話距離の目安 市街地 100〜200m/見通し 1〜2km(取扱説明書)
実勢価格 10,144円前後〜(Amazon.co.jp・ブラック)、Yahoo!ショッピング 15,277円(価格.com掲載)(2026年11月1日時点)、楽天市場 11,800円〜(検索結果・2026年10月21日時点)

✅ メリット

  • 単3電池3本で内蔵スピーカー70時間(ECo(H)・メーカー条件)
  • スピーカー出力400mW以上で、屋外でも聞き取りやすいとメーカーが案内

⚠️ デメリット・注意点

  • チャンネルは交互通話の20chのみ(中継器を使うならUBZ-LU27)
  • 乾電池は付属しない

編集部の評価  停電が長引いても乾電池で長く使え、聞き取りやすさにも配慮された定番モデル

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 乾電池の持ちを重視したい人(内蔵スピーカー70時間・メーカー条件)
  • 色分けして家族の無線機を見分けたい人(4色)

3. アルインコ DJ-P240L|防塵・防水の保護等級を重視する人に

アルインコの特定小電力トランシーバーです。保護等級はIP65/67で、イヤホンマイクを使っても耐塵防浸の、ねじ込み式のプラグを採用。電源は単三電池2本(別売のLi-ionバッテリーパックEBP-60や外部電源も可)で、47チャンネル(単信20ch/半複信27ch)に対応します。

アンテナはL(約16cm)・M(約7cm)・S(約3cm)の3種類から選び、あとから交換はできません。通話距離の目安(L)は市街地で100〜200m程度で、M仕様は80%程度、S仕様は半分程度です。他社製の特小無線機のチャンネルとグループ番号を自動検知して設定する「ACSH(アクシュ)モード」も備えています。

10月21日時点では、楽天市場の検索結果に15,774円の出品がありました。Amazon.co.jpのLは3台・5台・6台セットの掲載のみで、3台セットが57,900円でした。

方式 特定小電力(421〜440MHz・10mW、連続通話は1mW)
チャンネル 47ch(単信20ch/半複信27ch)
電源 単三形乾電池2本/EBP-60(別売)/外部電源
保護等級 IP65/67
寸法 幅55.0×高さ98.8×厚み29.3mm(突起物除く)、アンテナ長 L 164mm
質量(L) 本体のみ122g/乾電池含む180g
付属品 ベルトクリップ、ハンドストラップ、取扱説明書、保証書
通話距離の目安(L) 市街地 100〜200m程度/見通しのよい場所 1km又はそれ以上
実勢価格 15,774円前後〜(楽天市場の検索結果)、Yahoo!ショッピング 18,050円(価格.com掲載)(2026年10月21日時点)

✅ メリット

  • IP65/67で、今回の特定小電力3機種でいちばん水やほこりに強い
  • 単三電池2本で動き、他社の特小無線機の設定を自動検知できる

⚠️ デメリット・注意点

  • 今回の特定小電力3機種では高め(15,000円台から)
  • アンテナはあとから交換できない(L・M・Sを購入時に選ぶ)

編集部の評価  屋外に持ち出すことが多く、水やほこりへの保護等級を重視したい人の特定小電力

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 屋外に持ち出すことが多く、保護等級を重視したい人(IP65/67)
  • すでに他社の特小無線機を持っていて、買い足したい人(ACSHモード)

4. アイコム IC-DRC1MKII|免許・登録不要で、もう少し遠くまで

「デジタル小電力コミュニティ無線」という方式の無線機です。取扱説明書は、本製品を電波法施行規則第6条第4項第2号(13)で定める「人・動物検知通報システム」の特定小電力無線局とし、「免許不要局であり、無線局の免許や登録の申請および電波利用料は必要ありません」としています。送信出力は500mWで、特定小電力(10mW)より大きく、取扱説明書の通話範囲の目安は市街地で約200〜500m、郊外で約1〜2km、見通しのよい場所で約3kmです。

GPSを搭載し、あらかじめ設定した相手がどの方向にどれくらい離れているかを表示できるほか、FMラジオ(FM補完放送を含む)も聞けます。充電式で、リチウムイオン充電池とACアダプターが付属し、電池使用時間の目安は約11時間(メーカー条件)。停電に備えるなら、単4形アルカリ乾電池3本で使える別売のアルカリ電池ケースBP-295(運用時間の目安は約4時間)も検討しましょう。

注意点として、取扱説明書は「動物の行動や状態を管理する無線システムと同じ周波数を使用していますので、サルやクマ等の出現のおそれがある場所では混信のおそれがあるため、ご使用をお控えください」としています。この周波数(142/146MHz帯)は、電波法施行規則で「人又は動物の行動及び状態に関する情報の通報」などを行う「人・動物検知通報システム」用と定められています。取扱説明書が挙げている理由は、同じ周波数を使う無線どうしの「混信」です。10月21日時点では、楽天市場の検索結果に26,500円の出品がありました。

方式 デジタル小電力コミュニティ無線(142/146MHz帯・500mW)
チャンネル 18ch(単信・単向・同報方式)
免許・登録 不要(取扱説明書)
電源 リチウムイオン充電池(付属)、アルカリ電池ケースBP-295(単4形×3・別売)
使用時間・充電 約11時間(パワーセーブON、メーカー条件)・充電約4時間30分
防水・防塵 IP54(カバー・アンテナ・バッテリー装着時)
寸法・重量 55×101.5×23.4mm・約163g(付属アンテナ・バッテリー装着時)
その他 GPS(位置情報)、FMラジオ
通話範囲の目安 市街地 約200〜500m/見通し 約3km(取扱説明書)
実勢価格 26,500円前後〜(楽天市場の検索結果・2026年10月21日時点)、Yahoo!ショッピング 27,500円(価格.com掲載・2026年11月1日時点)

✅ メリット

  • 免許・登録不要で、取扱説明書の目安は見通し約3km
  • GPSで設定した相手の方向と距離を表示でき、FMラジオも聞ける

⚠️ デメリット・注意点

  • 充電式のため、停電中は充電手段か別売のアルカリ電池ケースが必要
  • 動物の行動や状態を管理する無線システムとの混信のおそれから、サルやクマ等の出現のおそれがある場所では使用を控えるよう取扱説明書にある

編集部の評価  手続きなしで特定小電力より広い範囲をカバーしたい家族に。GPSとFMラジオも備える

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 近所の公園や学校など、少し離れた場所と連絡したい人(見通し約3kmの目安)
  • 登録の手続きをせずに使いたい人(免許・登録不要)

5. アルインコ DJ-DPS70E|登録して使う5Wのデジタル簡易無線

アルインコのデジタル簡易無線(登録局)です。送信出力は5W/2W/1Wの切り替え式で、82チャンネル(3R/3T)に加えて上空用15チャンネルを受信できます。資格は不要ですが、使う前に総務省の総合通信局への登録が必要で、アルインコは「届け出をしないで使うと罰せられます」と注意しています。

標準バッテリーのEKA(黒)とEYA(黄)は、5W時の使用時間の目安が約11時間(バッテリーセーブオフ)。充電スタンドとACアダプターまで付属します。

関東総合通信局のよくある質問は「簡易無線局は防災(災害)用には使えません。ただし、非常災害等が起きて他に連絡手段がないときには使用されてかまいません」としています。同局は登録局のレジャー使用を「可」としているので、当サイトでは「ふだんはレジャーなどで使い、非常時にほかの連絡手段がなければ使える無線」と整理しています。自治会などで防災用に導入するなら、管轄の総合通信局に確認しましょう。

機種名にEが付かない30チャンネル仕様のDJ-DPS70シリーズは2023年夏に生産を終了しています。11月1日時点の価格.comの掲載ではAmazon.co.jpのEKAが33,000円でした。

方式 デジタル簡易無線・登録局(351MHz帯・5W/2W/1W)
チャンネル 82ch(3R/3T)+上空用15ch(受信専用)
登録 必要(総合通信局へ登録申請。付属品に申請書類一式)
電源 標準Li-ionバッテリーEBP-198(付属)
使用時間の目安 5W 約11時間/2W 約13時間/1W 約14時間(EBP-198・バッテリーセーブオフ)
保護等級 IP64/65/67/68
寸法・重量(EKA/EYA) 55.8×95.8×32.5mm・約244g(EBP-198&EA-247含む)
付属品 バッテリー、アンテナ、ベルトクリップ、充電スタンド、充電専用ACアダプター、ハンドストラップ、取扱説明書、保証書、申請書類一式
価格 メーカー価格 52,580円(EKA/EYA・税込)、実勢 33,000円前後〜(Amazon.co.jp・EKA、2026年11月1日時点・価格.com)

✅ メリット

  • 出力5Wで、今回の5機種でいちばん出力が大きい
  • 充電器・申請書類一式まで付属し、IP64/65/67/68

⚠️ デメリット・注意点

  • 使う前に登録が必要で、手数料と毎年の電波利用料がかかる
  • 関東総合通信局は簡易無線局を「防災(災害)用には使えません」としている(非常災害時の例外あり)
  • 充電式のため、停電中は充電手段か別売の乾電池ケース(EDH-41)が必要

編集部の評価  登録の手間をかけても、ふだんの連絡に特定小電力より大きな出力を使いたい人に

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • ふだんからレジャーなどで複数台を使い、非常時にも役立てたい人(出力5W)
  • ほこりや水しぶきの多い屋外で使う人(IP64/65/67/68)

おすすめ5機種の比較表

機種 方式・出力 免許・登録 電源 防水 通話距離の目安(市街地) 価格の目安
アイコム IC-4120 特定小電力・10mW 不要 単3×3(別売) IP54 約100〜200m 7,900円〜
ケンウッド UBZ-LU20 特定小電力・10mW 不要 単3×3(別売) IP54 100〜200m 10,144円〜
アルインコ DJ-P240L 特定小電力・10mW 不要 単三×2(別売) IP65/67 100〜200m程度 15,774円〜
アイコム IC-DRC1MKII コミュニティ無線・500mW 不要 充電池(付属) IP54 約200〜500m 26,500円〜
アルインコ DJ-DPS70E デジタル簡易無線・5W 登録が必要 充電池(付属) IP64/65/67/68 記載なし 33,000円〜

通話距離の目安はUBZ-LU20・IC-4120・IC-DRC1MKIIが取扱説明書、DJ-P240Lが製品ページの値。価格は10月21日時点(価格.comの掲載分は11月1日に再確認)の1台あたりの目安です。

いざというときに使えるようにする5つの準備

1. デジタル簡易無線は、買ったらすぐ登録する

総務省 関東総合通信局の案内(令和7年10月1日以降の申請)によると、デジタル簡易無線(登録局)は、登録申請をして登録事項証明書の交付を受けてから使います。申請書の到達から交付まで15日程度かかります。1台ずつの個別登録は2,730円分の収入印紙(電子申請は1,500円)、2台以上をまとめる包括登録は3,330円分(電子申請は1,950円)で、書面申請の額には登録事項証明書の交付請求手数料(480円)が含まれます(電子申請で証明書が必要な場合は別に440円)。包括登録では、無線機を使い始めた日から15日以内に開設届の提出も必要です。登録人以外の人に使わせた場合は「無線局の運用の特例に係る届出書」による届出が必要と同局は案内しています。電波利用料は1台あたり年間200円(個別登録)、290円(包括登録)です(令和7年10月1日改定)。届いたら早めに手続きしましょう。

2. 家族で同じ方式・同じチャンネルにそろえておく

同じ特定小電力でも、チャンネルやグループ番号の設定が合っていないと話せません(UBZ-LU20は、グループ番号が一致しない相手を「グループ外」と表示します)。家族で使うチャンネルを決めてメモに書き、無線機と一緒に保管しておきましょう。

3. 乾電池の予備と、充電手段を用意する

IC-4120とUBZ-LU20は乾電池が付属しません。UBZ-LU20の取扱説明書は、種類の異なる乾電池や新しい乾電池と古い乾電池を混ぜて使わないこと、長期間使わないときは電源を切って電池を外すことを求めています。充電式の2機種は、停電中の充電手段も考えておきましょう。

4. ふだんから使って、届く範囲を確かめておく

IC-4120の取扱説明書は「通話範囲であっても、山や建物などが障害物となって、通話しにくくなることがあります」としています。自宅と避難所、マンションの上下階など、実際に使う場所で一度試しておきましょう。UBZ-LU20の取扱説明書は、複数台を近距離(約10m以内)で同時に通信しないよう注意しています。

5. 使えない場所・使い方を知っておく

IC-4120・UBZ-LU20・DJ-P240・DJ-DPS70Eは、取扱説明書などで日本国内でのみ使えるとしています。UBZ-LU20の取扱説明書は電子機器(特に医療機器)の近くや、プロパンガス・ガソリンなど可燃性ガスの発生するような場所で使わないよう求め、DJ-P240の簡易取扱説明書は心臓ペースメーカーを使用している人の近くで使わないよう求めています。IC-DRC1MKIIの取扱説明書は、無線機を身体に付けた状態で車を運転しないよう求めています。

トランシーバーとあわせて、ほかの連絡手段と電源も確認しておきましょう。ネットや電話が使えないときの手段はネット回線がないときの通信手段、充電式の無線機やスマホの電源は防災用ポータブル電源おすすめ5選、南海トラフ地震の「臨時情報」が出たときの家族の動き方は南海トラフ「臨時情報」が出た日にまとめています。

よくある質問

トランシーバーを使うのに免許や資格は必要ですか?

今回の5機種はどれも資格は不要です。特定小電力のIC-4120・UBZ-LU20・DJ-P240Lと、デジタル小電力コミュニティ無線のIC-DRC1MKIIは、免許も登録も不要です。デジタル簡易無線(登録局)のDJ-DPS70Eは、総合通信局への登録が必要で、登録申請の手数料と毎年の電波利用料(1台あたり年間200円、包括登録は290円)がかかります。また関東総合通信局は、簡易無線局は「防災(災害)用には使えません」(非常災害等で他に連絡手段がないときは使用可)としています。

携帯電話がつながらないときでも話せますか?

トランシーバーは無線機どうしで直接電波をやり取りするので、電話網を使いません。ただし話せるのは電波が届く範囲だけで、特定小電力の通話距離の目安は市街地で100〜200m程度(IC-4120・UBZ-LU20の取扱説明書、DJ-P240Lの製品ページ)です。離れた家族との連絡は、災害用伝言ダイヤル(171)なども組み合わせましょう。

違うメーカーのトランシーバーどうしで話せますか?

方式が違う無線機どうしは周波数帯が違うため、同じ方式でそろえるのが基本です。特定小電力どうしでは、DJ-P240の「ACSHモード」のように他社製のチャンネル設定を自動検知できる機種もあります。組み合わせは各メーカーの案内で確認してください。

海外旅行にも持って行けますか?

IC-4120・UBZ-LU20・DJ-P240・DJ-DPS70Eは、取扱説明書などで日本国内でのみ使えるとしています。IC-DRC1MKIIも日本の電波法施行規則で定める無線局です。海外では使わないでください。

停電に備えるなら、どの機種がいいですか?

標準で乾電池を使うのは特定小電力の3機種です(IC-4120とUBZ-LU20は単3形3本、DJ-P240Lは単三2本)。充電式のIC-DRC1MKIIとDJ-DPS70Eを選ぶなら、充電手段か、別売の乾電池ケース(IC-DRC1MKIIのBP-295は単4形アルカリ乾電池3本用、DJ-DPS70EはEDH-41)も用意しましょう。

モモ
モモ

うちはマンションの上の階に実家があるから、まずは特定小電力のIC-4120を家族の人数分そろえて、乾電池もまとめて買っておくね。

キュー隊長
キュー隊長

いい考えだ、モモちゃん。ただ、建物の上下階はフロアが電波をさえぎって届かないこともある。届いたらチャンネルを決めて、上の階と話せるか必ず試しておこう。離れた家族とは171なども組み合わせるんだぞ。

まとめ

防災用のトランシーバーは、方式(免許・登録の要否)、通話距離の目安、電池の順に選ぶと迷いません。手ごろに家族分そろえるならアイコム IC-4120、乾電池の持ちを重視するならケンウッド UBZ-LU20、防塵・防水の保護等級を重視するならアルインコ DJ-P240L、手続きなしで少し遠くまで話したいならアイコム IC-DRC1MKII、登録して5Wで使うならアルインコ DJ-DPS70Eです。

特定小電力の通話距離の目安は市街地で100〜200m程度です。買ったら家族でチャンネルを決めて、実際に使う場所で試し、乾電池や充電手段と一緒に保管しておきましょう。使い方は各機種の取扱説明書に従ってください。

この記事を書いた人|もしもナビ編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、公的機関・自治体・メーカー公式情報などを調査して執筆しています。緊急時は必ず公式窓口(119・#7119等)の案内を優先してください。 コンテンツ制作ポリシー

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