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キュー隊長、停電したら、パソコンってどうなるの?
デスクトップパソコンは電池を持たないから、停電した瞬間に止まって、保存していないデータは消えてしまう。UPSメーカーのオムロンは、人が感知できないほど短い停電(瞬停)も実は頻繁に起きていると説明している。
こわい…。家の電話は停電しても大丈夫だよね?
光回線の電話は要注意だ。NTT東日本は、ひかり電話は停電時に緊急通報を含めて通話ができず、無停電電源装置(UPS)などを用意すれば一定期間、通話が可能となる場合があると案内している。NTT西日本も「停電時は利用できません」としている。UPSで何分もつのか、どれを選べばいいのかを見ていこう。
UPS(無停電電源装置)は、停電すると内蔵の電池からの給電に切り替え、つないだ機器に電気を送り続ける装置です。オムロンは、ハードディスクの破損やデータの喪失を防ぐために欠かせない機器だと説明しています。
ただし、電池で動かせるのは数分〜数十分です。例えばオムロンのBW55Tは、100Wの機器なら約22分、最大の340Wでは3.6分(同社の目安)。パソコンなら「保存して電源を切る時間を稼ぐ」、光回線のONU(回線終端装置)やWi-Fiルーターなら「しばらく動かし続ける」のが役目で、何時間も続く停電には防災用ポータブル電源や発電機が別に必要です。
この記事では、オムロン・APC(シュナイダーエレクトリック)・CyberPowerの仕様表・データシートと、2026年10月10日の実勢価格をもとに、家庭向けのUPS6機種を比べます。
📌 先に結論
- デスクトップPCやNASを守るなら、停電時も正弦波で出力し、液晶で状態がわかるオムロン BW55T(18,700円から)
- 予算を抑えるなら正弦波出力のCyberPower CPJ500(17,000円から)。電圧の変動も気になるならAVR付きのAPC BR550S-JP
- 消費電力の大きいゲーミングPCにはオムロン BW100T(1000VA/610W)
- ONUやWi-Fiルーターなど小さな機器には、テーブルタップ型のオムロン BZ50LT2か9口のAPC BE550M1-JP(停電時の出力が正弦波ではないので、パソコンには正弦波モデルを)
- 人命に関わる医療機器やレーザープリンタはつながない(オムロン)。長い停電にはポータブル電源や発電機を
UPS(無停電電源装置)の選び方|5つのポイント
1. 守りたい機器と「何分ほしいか」を決める
パソコンやNAS(ネットワーク対応のハードディスク)なら、作業を保存して電源を切るまでの時間を確保するのが目的。USBでつないで自動シャットダウンソフトを使えば、席を外しているときの停電にも備えられます。ONUやWi-Fiルーター、ひかり電話の機器は、できるだけ長く動かし続けるのが目的です。まず機器の消費電力を、本体のラベルや取扱説明書で確かめましょう。
2. 容量はVAとWの両方を見て、1.2〜1.5倍の余裕を
UPSの容量は「550VA/340W」のように、VA(ボルトアンペア)とW(ワット)の2つで表されます。オムロンの選定方法では、つなぐ機器の合計に対し、VAとWの両方が上回るUPSを選びます。力率がわからないときはVAを力率0.6、Wを力率1.0で計算し、総容量の1.2〜1.5倍程度のUPSを選ぶよう案内しています。
例えば、パソコン本体が最大150W、モニターが30Wなら合計180W。VAは180÷0.6=300VAです。1.2〜1.5倍の余裕を見ると216〜270W・360〜450VAとなり、550VA/340WのBW55Tなら両方を満たします。
3. バックアップ時間は「必要な時間の2倍以上」
オムロンは、シャットダウンに必要な時間を決め、その2倍以上のバックアップ時間を確保するよう勧めています。電池が劣化すると、バックアップ時間は初期値の半分以下になるためです。メーカーが公表している負荷ごとの目安は次のとおりです。
| 負荷(消費電力) | オムロン BW55T | CyberPower CPJ500 | オムロン BZ50LT2 | オムロン BW100T |
|---|---|---|---|---|
| 20W | 約105分 | — | 約90分 | 約220分 |
| 50W | 約50分 | 約49.6分 | 約42分 | 約100分 |
| 100W | 約22分 | 約22.2分 | 約19分 | 約50分 |
| 200W | 約8分 | 約6.7分 | 約6分 | 約20分 |
| 300W | 約4.5分 | 約3.5分 | 約3分 | 約13分 |
出典:オムロン「バックアップ時間の目安」と取扱説明書(電池が初期状態の参考値。周囲温度はBW55T・BW100Tが25℃、BZ50LT2が20℃)、CyberPower CPJ500のランタイムグラフ(新しい電池・満充電での概算)。APCの2機種は、確認したデータシートに記載がありません。
パソコンとモニターで200Wなら、BW55Tは約8分。保存とシャットダウンに5分かかるなら2倍の10分に届かず、200Wで約20分のBW100Tが候補です。ONUやルーターなどで合計20Wなら、BW55Tで約105分、BZ50LT2で約90分(90分以上はバックアップしない設計)が目安です。
4. 出力波形:PFC電源のパソコンには「正弦波」
オムロンは、力率改善(PFC)回路を載せた電源のパソコンが年々増えているとし、PFC電源には正弦波での給電が適していると説明しています。同社の試験では、矩形波出力のUPSにPFC回路内蔵の電源をつなぐと、UPSの故障や出力停止、電源の停止が起きることがあり、PFC電源には正弦波出力のUPSを推奨しています。
今回の6機種では、BW55T・CPJ500・BR550S-JP・BW100Tが停電時も正弦波、BZ50LT2は矩形波、BE550M1-JPは疑似正弦波。パソコンには正弦波出力のモデルが無難です(編集部の判断)。
5. 給電方式:家庭向けは「常時商用」と「ラインインタラクティブ」
オムロンによると、常時商用給電方式はふだん入力された電気をそのまま出力し、停電時に電池からの給電に切り替えます(最大10ミリ秒の瞬断)。ラインインタラクティブ方式は、これに一定の電圧変動を検知すると出力を100Vに近づけるAVR(電圧安定化)機能を加えたもの。常時インバータ給電方式は、切り替え時の瞬断がありません。今回はBR550S-JPがラインインタラクティブ、ほかの5機種が常時商用です。
UPS(無停電電源装置)おすすめ6選【2026年版】
1〜4がパソコン・NAS向け、5・6がONUやルーターなど小さな機器向けです。仕様は各メーカーの公式サイト・データシート、価格は2026年10月10日に価格.comなどで確認した税込価格です。6製品とも、Amazon.co.jp・楽天市場・Yahoo!ショッピングでの取り扱いを確認しています。
1. オムロン BW55T|正弦波・液晶つき。PCとNASの定番
オムロン ソーシアルソリューションズの「BWシリーズ」は、液晶でUPSの状態や電池の寿命を確かめられる常時商用給電方式のUPSです。BW55Tは550VA/340Wで、停電時も正弦波で出力し、力率改善(PFC)回路を内蔵した電源のパソコンにも対応するとしています。ファンのない自然空冷で、騒音は40dB以下(起動時とバックアップ運転時は45dB以下)。
バックアップ時間の目安(25℃・電池が初期状態)は、50Wで約50分、100Wで約22分、最大の340Wで3.6分。期待寿命5年の電池は工具なしで交換でき、付属のUSBケーブルでつなげば無償の自動シャットダウンソフトが使えます。保証は3年。購入から1か月以内にご愛用者登録をすると、購入日から3年間は電池の無償提供サービスの対象です。
メーカー希望小売価格は39,820円(税込)。10月10日時点の実勢は、価格.comの最安が18,700円、楽天市場が20,050円、Amazon.co.jpが20,600円でした。入力プラグはアース付き3ピン(NEMA 5-15P)で、3P-2P変換プラグの同梱は2024年9月生産分までです。
| 出力容量 | 550VA/340W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | 常時商用給電方式・正弦波 |
| バックアップ時間の目安 | 50W 約50分/100W 約22分/340W 3.6分 |
| 出力コンセント | 4口(すべてバックアップ用) |
| 電池の期待寿命 | 5年(周囲温度25℃) |
| サイズ・重さ | 90×291×165mm・約4.5kg |
| 実勢価格 | 18,700〜20,600円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 停電時も正弦波で、PFC電源のパソコンに対応
- 液晶でUPSの状態や電池の寿命がひと目でわかる
⚠️ デメリット・注意点
- 交換用電池(BWB55T)は希望小売価格18,590円で、本体の実勢価格に近い
- 出力コンセントは4口
👍 こんな人におすすめ
- デスクトップPCやNASを守りたい人
- 電池の寿命を画面で確かめたい人
2. CyberPower Backup CR 500 CPJ500|正弦波を1万円台で
CyberPower(サイバーパワー)の家庭・オフィス向け「Backup CR」シリーズの500VA/300Wモデル。常時商用給電方式で、停電時の出力は正弦波です。コンセントは6口すべてがバッテリーバックアップとサージ保護付き。状態はLEDで表示し、USBでつないでメーカー推奨の管理ソフト「PowerPanel Personal」を使えます。
メーカーのランタイムグラフでは、50Wで約49.6分、100Wで約22.2分、300Wで約3.5分。重さは約4.1kgです。保証は購入日から36か月(サイバーパワー・ジャパンの保証規定。並行輸入品などは対象外)で、電池の交換は仕様表で「適任者のみ」とされています。
メーカー価格は非公表。10月10日時点の実勢は、価格.comの最安が17,000円、Amazon.co.jpが18,053円、楽天市場の販売店が18,785円で、3万円を超える出品も多いので価格はよく比べてください。
| 出力容量 | 500VA/300W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | 常時商用給電方式・正弦波 |
| バックアップ時間の目安 | 50W 約49.6分/100W 約22.2分/300W 約3.5分 |
| 出力コンセント | 6口(すべてバックアップ用) |
| 表示 | LED |
| サイズ・重さ | 92×166.5×279.5mm(幅×高さ×奥行き)・約4.1kg |
| 実勢価格 | 17,000〜18,785円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 正弦波出力のUPSとしては手ごろ
- バックアップ用のコンセントが6口と多い
⚠️ デメリット・注意点
- 液晶はなく、状態はLEDで確認する
- 電池交換はメーカーの仕様表で「適任者のみ」
👍 こんな人におすすめ
- 予算を抑えてパソコンを守りたい人
- モニターなどもまとめてつなぎたい人
3. APC RS 550 BR550S-JP|AVR付きのラインインタラクティブ
シュナイダーエレクトリックのUPSブランド「APC」のRSシリーズ。550VA/330Wのラインインタラクティブ方式で、停電時も正弦波です。AVR(電圧安定化)機能付きの方式で、液晶で状態を確かめられ、USBでパソコンとつなげます。
コンセントはバックアップ用3口と、サージ保護のみ3口。切り替え時間は標準6ミリ秒・最大10ミリ秒、電池の寿命は3〜5年(データシート)。重さは約7kgで、今回の500〜550VAクラスではいちばん重くなります。保証はUPS本体36か月・電池12か月です。
シュナイダーエレクトリックのFAQによると、末尾に「E」が付くBR550S-JP Eはオンラインショップ限定のeコマース製品で、機能は同じですが、保証は2年(通常の型番は3年)でサポート期間も短くなります。10月10日時点の実勢は、BR550S-JPが価格.comの最安21,100円、楽天市場22,300円、Amazon.co.jp 22,572円、E付きが最安18,980円でした。
| 出力容量 | 550VA/330W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | ラインインタラクティブ方式・正弦波 |
| 出力コンセント | バックアップ用3口+サージ保護のみ3口 |
| 電池の寿命 | 3〜5年 |
| サイズ・重さ | 幅91×奥行き310×高さ190mm・約7kg |
| 実勢価格 | 21,100〜22,572円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- AVR付きで、停電時も正弦波
- 液晶つきで、サージ保護のみの口もある
⚠️ デメリット・注意点
- 停電時に電気が出る口は3口
- 約7kgと重い
👍 こんな人におすすめ
- 電圧の変動も気になる人
- 液晶で状態を確かめたい人
4. オムロン BW100T|ゲーミングPCにも。1000VA/610W
BW55Tと同じBWシリーズの上位機で、出力容量は1000VA/610W。停電時も正弦波・液晶表示という基本は同じで(液晶は横置きでも見やすい回転式)、消費電力の大きいゲーミングPCや、パソコンとNASをまとめてつなぎたいときの候補です。
バックアップ時間の目安(25℃・電池が初期状態)は、100Wで約50分、200Wで約20分、最大の610Wで4.3分。交換用電池(BWB120T)の希望小売価格は42,020円(税込)です。本体は85×342×235mm・約7.9kgと大きいので、置き場所を先に決めておきましょう。保証と電池の無償提供サービスはBW55Tと同じです。
メーカー希望小売価格は66,660円(税込)。10月10日時点の実勢は、価格.comの最安が34,500円、楽天市場が35,820円、Amazon.co.jpが36,800円でした。
| 出力容量 | 1000VA/610W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | 常時商用給電方式・正弦波 |
| バックアップ時間の目安 | 100W 約50分/300W 約13分/610W 4.3分 |
| 出力コンセント | 4口(すべてバックアップ用) |
| 電池の期待寿命 | 5年(周囲温度25℃) |
| サイズ・重さ | 85×342×235mm・約7.9kg |
| 実勢価格 | 34,500〜36,800円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 610Wまで対応し、消費電力の大きいPCにも
- 200Wでも約20分と余裕がある
⚠️ デメリット・注意点
- 約7.9kgと大きく重い
- 交換用電池の希望小売価格は42,020円
👍 こんな人におすすめ
- ゲーミングPCなど消費電力の大きいPCを使う人
- パソコンとNASをまとめてつなぎたい人
5. オムロン BZ50LT2|ONU・ルーターの棚に。テーブルタップ型
テーブルタップ(電源タップ)型のUPSで、出力容量は500VA/300W。幅300×奥行き123.5×高さ86.5mm・約3.2kgと薄く、別売の金具(BUP08)で壁にも付けられます。ONUやルーターを置いた棚に向きます(編集部の判断)。
コンセントはバックアップ用3口とサージ保護のみ3口。電話回線のサージを吸収する回線サージ保護機能もあります(モジュラーケーブルの同梱は2024年9月生産分まで)。バックアップ時間の目安(20℃・電池が初期状態)は、20Wで約90分、100Wで約19分で、90分以上はバックアップしません。電池は期待寿命4〜5年(20℃)で自分で交換でき、交換用電池(BP50LT2)は希望小売価格19,140円(税込)。停電時のブザーを鳴らさない設定も、パソコンと設定ソフトでできます。保証と電池の無償提供サービスはBW55Tと同じです。
停電時は矩形波で出力するため、オムロンはPFC電源の機器や、コイル・モーターを使う機器の保護には使えないとしています。つなぐ機器の電源がPFC対応かは、機器のメーカーに確認してください。メーカー希望小売価格は39,930円(税込)。10月10日時点の実勢は、価格.comの最安が22,022円、楽天市場が22,400円、Amazon.co.jpが23,418円でした。
| 出力容量 | 500VA/300W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | 常時商用給電方式・矩形波 |
| バックアップ時間の目安 | 20W 約90分/50W 約42分/100W 約19分 |
| 出力コンセント | バックアップ用3口+サージ保護のみ3口 |
| 電池の期待寿命 | 4〜5年(周囲温度20℃) |
| サイズ・重さ | 300×123.5×86.5mm・約3.2kg |
| 実勢価格 | 22,022〜23,418円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 薄いテーブルタップ型で、棚や壁に置きやすい
- 停電時のブザーを鳴らさない設定もできる
⚠️ デメリット・注意点
- 停電時は矩形波で、PFC電源の機器には使えない
- 90分以上はバックアップしない
👍 こんな人におすすめ
- ONU・ルーター・ひかり電話の機器を守りたい人
- 棚や壁にすっきり置きたい人
6. APC ES 550 BE550M1-JP|9口で、今回いちばん手ごろ
APCのESシリーズで、550VA/330Wの常時商用給電方式。コンセントは9口(バックアップ用6口、サージ保護のみ3口)で、状態はLED表示、USBでパソコンとつなげます。重さは約4.3kg、電池の寿命は3〜5年(データシート)、保証はUPS本体36か月・電池12か月です。
停電時の出力は疑似正弦波。オムロンがPFC電源には正弦波出力を推奨していることから、編集部ではONUやルーターなど小さな機器向けと考えます(機器の電源がPFC対応かはメーカーに確認を)。
末尾に「E」が付くBE550M1-JP Eは、保証2年のオンラインショップ限定モデルです(シュナイダーエレクトリックのFAQ)。10月10日時点の実勢は、BE550M1-JPが価格.comの最安16,560円、楽天市場とAmazon.co.jpが18,200円、BE550M1-JP Eが最安15,280円でした。
| 出力容量 | 550VA/330W |
|---|---|
| 給電方式・停電時の波形 | 常時商用給電方式・疑似正弦波 |
| 出力コンセント | バックアップ用6口+サージ保護のみ3口 |
| 電池の寿命 | 3〜5年 |
| サイズ・重さ | 幅327×奥行き105×高さ139mm・約4.3kg |
| 実勢価格 | 16,560〜18,200円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 今回の6機種でいちばん手ごろ
- バックアップ用が6口と多い
⚠️ デメリット・注意点
- 停電時の出力は疑似正弦波
- 負荷ごとのバックアップ時間を確認できなかった
👍 こんな人におすすめ
- 予算をいちばん抑えたい人
- ONU・ルーターなど小さな機器をまとめてつなぎたい人
おすすめ6製品の比較表
| 製品 | 容量 | 停電時の波形 | 停電時に使える口 | 100W時の目安 | 重さ | 実勢価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オムロン BW55T | 550VA/340W | 正弦波 | 4口 | 約22分 | 約4.5kg | 18,700円〜 |
| CyberPower CPJ500 | 500VA/300W | 正弦波 | 6口 | 約22.2分 | 約4.1kg | 17,000円〜 |
| APC BR550S-JP | 550VA/330W | 正弦波(AVR付き) | 3口(別にサージ保護のみ3口) | — | 約7kg | 21,100円〜 |
| オムロン BW100T | 1000VA/610W | 正弦波 | 4口 | 約50分 | 約7.9kg | 34,500円〜 |
| オムロン BZ50LT2 | 500VA/300W | 矩形波 | 3口(別にサージ保護のみ3口) | 約19分 | 約3.2kg | 22,022円〜 |
| APC BE550M1-JP | 550VA/330W | 疑似正弦波 | 6口(別にサージ保護のみ3口) | — | 約4.3kg | 16,560円〜 |
容量などはメーカー公表値。100W時の目安はオムロンとCyberPowerの公表値で、APCの2機種はデータシートに記載がありません。実勢価格は10月10日時点の価格.comの最安です(末尾に「E」が付く型番を除く)。
UPSを買う前・使う前に知っておきたい6つのこと
1. UPSで持つのは数分〜数十分。長い停電には別の備えを
UPSの電池は、パソコンを安全に止める時間や、通信機器をしばらく動かす時間を稼ぐためのものです。長い停電にはポータブル電源や発電機が必要ですが、停電時に切り替えて給電できるポータブル電源でも、EcoFlowやJackeryのように「0秒で切り替わるUPSではない」と案内しているメーカーがあります。
2. つないではいけない機器がある
オムロンは、直接・間接を問わず人命に関わる機器、レーザープリンタや複合機、トランス、冷蔵庫・冷凍庫、内部にコイルやモーターを使う機器を、UPSにつながないよう案内しています。在宅医療機器の停電対策は、取扱説明書と医療機関・提供事業者の案内に従ってください。
3. 発電機とつなぐなら、事前に動作確認を
オムロンは、自家発電機やトランスで降圧した電源では正常に動作しない場合があるとして、発電機と組み合わせるならデモ機で動作を確かめてから購入するよう案内しています。発電機は排気に一酸化炭素を含むため屋外でしか使えません。置き場所のルールは家庭用発電機おすすめ6選で確認してください。
4. 雷が鳴る前に、UPSに頼らずプラグを抜く
UPSのサージ保護は万能ではなく、例えばCyberPowerの保証規定は、落雷や異常電圧による故障・損傷を保証の対象外としています。雷が鳴ったらどうするで解説しているとおり、高価な機器の電源プラグや通信ケーブルは、雷が鳴り始める前に抜いておくのが確実です(鳴っている最中の抜き差しは危険)。
5. 置き場所は風通しがよく涼しいところ。コンセントの形も確認
オムロンは、電池を長持ちさせるには、UPSの周りを5cm以上空け、周囲温度20〜25℃以下の涼しい場所に置き、充放電を月1回程度に抑えるとよいとしています。入力プラグはアース付き3ピン(NEMA 5-15P)が多く、2穴のコンセントには3P-2P変換プラグが必要です。オムロンの取扱説明書は、感電を防ぎサージ保護を働かせるため、変換プラグのアース線をコンセントのアース端子につなぐよう求めています。
6. 電池は数年ごとに交換。本体にも寿命がある
電池の期待寿命は、BW55T・BW100Tが5年(25℃)、BZ50LT2が4〜5年(20℃)、APCの2機種が3〜5年。周囲温度が高いと短くなり、BW55T・BW100Tは30℃で3.5年、40℃で1.7年です。オムロンの取扱説明書は、寿命が尽きた電池を使い続けると液漏れや内部短絡で感電・発煙・発火のおそれがあるとして、すぐに交換するか使用をやめるよう求めています。交換用電池の希望小売価格(税込)は、BWB55T 18,590円、BP50LT2 19,140円、BWB120T 42,020円。また、UPSは本体にも設計上の標準使用期間(周囲温度25℃で7年、40℃で5年。BV・BLシリーズを除く)があり、過ぎると部品が劣化して、正常にバックアップできなくなったり、発煙・発火してけがや火災に至ったりするおそれがあります。不要な同社のUPSや電池は、送料の負担だけで引き取る「リプレイスサービス」があります。
よくある質問
UPSがあれば、停電中もパソコンを使い続けられますか?
UPSで動かせるのは数分〜数十分です(オムロンBW55Tの目安は、100Wで約22分、最大の340Wで3.6分)。保存して電源を切るための時間と考え、長く使いたい場合はポータブル電源や発電機を検討してください。
ひかり電話やWi-Fiは、UPSがあれば停電中も使えますか?
NTT東日本は、ひかり電話は停電時に緊急通報を含めて通話ができず、UPSなどを用意・利用することで一定期間、通話が可能となる場合があると案内しています。ONU、ひかり電話対応ルーター、電源が必要な電話機(親機)など通話に使う機器をすべてUPSにつなぎ、合計の消費電力からバックアップ時間を確かめておきましょう。携帯電話の充電も忘れずに。
ポータブル電源をUPSの代わりにできますか?
停電時に電池からの給電へ切り替えられるポータブル電源もありますが、EcoFlowやJackeryのように「0秒で切り替わるUPSではない」として、データサーバーなどに使わないよう案内しているメーカーもあります。パソコンやNASのデータを守るなら、自動シャットダウンに対応したUPSを選びましょう。
電池は何年くらいで交換しますか?
期待寿命は、オムロンのBW55T・BW100Tが5年(周囲温度25℃)、BZ50LT2が4〜5年(20℃)、APCの2機種が3〜5年です。本体にも設計上の標準使用期間(オムロンは25℃で7年)があるので、古いUPSは本体ごとの買い替えも検討してください。
うちはパソコンにBW55T、光回線の機器にはBZ50LT2を考えてみる!
いい組み合わせだ、モモちゃん。ただしUPSは数分〜数十分の時間稼ぎ。停電したら、まず保存して電源を切る。長い停電には、ポータブル電源や発電機の備えも忘れずに。
まとめ
UPSは、守りたい機器、VAとWの容量(1.2〜1.5倍の余裕)、必要な時間の2倍のバックアップ時間、停電時の出力波形、電池の寿命と交換費用の順に選ぶと迷いません。
デスクトップPCやNASにはオムロン BW55T、予算重視ならCPJ500、電圧の変動も気になるならBR550S-JP、消費電力の大きいPCにはBW100T、ONUやルーターにはBZ50LT2かBE550M1-JP。Amazon.co.jpのプライム感謝祭は、先行セールが10月13日(火)0:00〜15日(木)23:59、本セールが10月16日(金)0:00〜19日(月)23:59(プライム会員限定、ポイントアップはエントリーが必要)です。対象かどうかは各商品ページで確認してください。
UPSは長い停電を乗り切る道具ではなく、データと通信を守るための時間稼ぎ。停電したら保存してシャットダウン、と家族で決めておきましょう。



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