カセットコンロおすすめ6選【2026年版】停電・ガス停止の備えに

カセットコンロおすすめ6選【2026年版】停電・ガス停止の備えに
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モモ
モモ

キュー隊長、10月7日は「カセットこんろとボンベの日」なんだって。押し入れのカセットコンロを出してみたら、かなり古くて…。鍋の季節だし、停電や地震でガスが止まったときにも頼れる1台に買い替えたいな。

キュー隊長
キュー隊長

いいタイミングだ、モモちゃん。日本ガス石油機器工業会は、こんろは製造から10年を目安に買い替えを検討し、ボンベは製造から7年以内に使い切ってほしいという意味で、10月7日を記念日に登録している。ガス漏れを防ぐゴム部品が、使っていなくても劣化するからだ。

モモ
モモ

えっ、使っていなくても劣化するの!? じゃあ、新しく買うなら何を見ればいいの?

キュー隊長
キュー隊長

見るのは火力と燃焼時間、風と寒さへの強さ、安全装置、ケースと重さ、そしてボンベの備蓄だ。メーカーの公表値と実勢価格で、いま買える6台を比べるぞ。

カセットコンロ(メーカーの表記では「カセットこんろ」)は、カセットボンベのガスで動く卓上こんろです。電気を使わないので、停電でIHクッキングヒーターや電子レンジが使えなくても、お湯を沸かしたり温かい食事を作ったりできます。都市ガスのマイコンメーターは震度5相当以上の揺れでガスを自動で止めますし(経済産業省)、農林水産省も、災害に備えてカセットコンロとボンベを用意しておくよう呼びかけています。

この記事では、メーカーの公表値と、2026年10月3日に価格.comと楽天市場で確認した実勢価格をもとに、防災にもふだんの鍋にも使える6台を比べます。使い方を誤るとボンベの破裂事故につながるので、後半の「事故を防ぐルール」もあわせて確認してください。

📌 先に結論

  • 防災にも使うなら、火力(kW)と連続燃焼時間に加えて風と寒さへの強さ、安全装置、ケースの有無を確認
  • 迷ったらイワタニ タフまる CB-ODX-1(ダブル風防・低温時対応ボンベも使える・ケース付き、実勢6,450円から)
  • 冬の停電で暖房もほしいならイザまる CB-IZ-1(こんろとストーブの1台2役、実勢10,660円から)
  • ボンベの備蓄は1人1週間で約6本(農林水産省)。こんろは製造から10年、ボンベは7年が目安
  • 2台並べる、大きな鉄板で覆う、IHの上で使うのはボンベ破裂の原因。使い終わったらボンベを外して40℃未満の場所へ

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カセットコンロの選び方|防災にも使うなら見たい5つのポイント

まずは、仕様表や商品ページによく出てくる言葉を整理しておきましょう。

表示 意味(メーカーの資料より)
最大発熱量(kW) こんろの火力。大きいほど強火だが、ボンベの減りも速い
ヒートパネル ボンベを適度に温めてガスの気化を助け、最後まで火力を保つ仕組み
圧力感知安全装置 ボンベの内圧が0.4〜0.6MPaに上がると、ボンベが自動で外れて火が消える
立ち消え安全装置 風や吹きこぼれで火が消えたとき、自動でガスを止める

① 火力は3.3kW前後が目安。強いほどボンベの減りは速い

イワタニの卓上こんろは3.3〜3.5kWのモデルが多く、鍋料理ならこのくらいが基準です。シリーズ最強の4.1kW(BO- CB-AH-41N)は大鍋や炒め物に向く一方、ボンベ1本(250g入り)の連続燃焼時間は約55分と短め。反対に、2.9kWのエコプレミアムIII(CB-EPR-3)は、同社の3.5kW機(2016年のCB-WA-35)よりガス消費量を約19%節約できるとしています。

② 風に強いか。換気中や屋外では火があおられる

停電中は換気のために窓を開けますし、屋外で調理することもあります。タフまる(CB-ODX-1)とタフまるJr.(CB-ODX-JR)は、2段階の「ダブル風防ユニット」(特許第5174947号)と、炎が短く風で消えにくい「多孔式バーナー」を搭載しています。ただし、テントや車の中では、どのこんろも絶対に使わないようメーカーが注意しています。

③ 寒さに強いか。冬は「パワーゴールド対応」が有利

ボンベの中身は液化ブタンが主成分で、燃やすうちに気化熱でボンベが冷え、火力が落ちていく性質があるとイワタニは説明しています。同社の試験では、1Lの水を強火で沸かすのに、気温25℃では4分30秒、10℃では7分40秒かかりました。これを補う「ヒートパネル」は、今回の6台ではイザまる以外の5台の商品ページに表示があります。寒い場所で使うなら、低温時対応の「カセットガス パワーゴールド」が使えるタフまる、タフまるJr.が有利です。パワーゴールドは、使用を指定している器具以外では使えません。

④ 安全装置。「立ち消え安全装置」があるとより安心

ボンベが熱せられると自動で外れて火を消す「圧力感知安全装置」はイワタニの多くの機種にありますが、同社は、火が消えたあともボンベが熱せられ続ければ破裂に至ると注意しています。火が消えたときに自動でガスを止める「立ち消え安全装置」の表示があるのは、今回の6台ではBO-とイザまるの2台です。また、国内で売るカセットこんろには「PSLPGマーク」の表示が法律で義務付けられています。

⑤ ボンベの備蓄は「1人1週間で約6本」。7年以内に使い切る

農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」は、カセットボンベの備蓄を1人1週間あたり約6本としています。3人家族なら約18本です。イワタニの試算では、2人分のレトルト食品とパックご飯を1日3回温めるだけで、1日に約0.6本(気温25℃)〜0.7本(10℃)を使います。使用期限は製造から約7年が目安で、製造年月は缶底の数字で確認できます。ふだんの鍋で古い順に使い、使った分を買い足す「ローリングストック」で備えましょう。暖房にカセットガスストーブも使うなら、その分も必要です(カセットガスストーブおすすめ5選【2026年版】)。

ボンベは、こんろの取扱説明書で指定されたものを選びます。イワタニのカセットフーシリーズなら「イワタニカセットガス」で、3本パック(CB-250-OR)のメーカー希望小売価格は1,584円(税込)です。

カセットコンロおすすめ6選【2026年版】

風防・ケース・立ち消え安全装置・暖房兼用といった防災向けの機能を仕様表で確かめられ、2026年10月3日時点で大手通販サイトで買えるイワタニ(岩谷産業)の製品から、タイプの違う6台を選びました。価格は同日に価格.comと楽天市場で確認した税込の実勢価格です。

Amazonの「プライム感謝祭」は、先行セールが10月13日(火)0:00〜15日(木)23:59、本セールが16日(金)0:00〜19日(月)23:59です(プライム会員限定、ポイントアップはエントリーが必要)。値下げの有無は製品によるので、注文前に価格を見比べましょう。

1. イワタニ カセットフー タフまる CB-ODX-1|風と寒さに強い防災の本命。ケース付き

イワタニの屋内外兼用モデルです。2段階で風をさえぎるダブル風防ユニットと、炎が短く風で消えにくい多孔式バーナーを搭載し、商品ページにはヒートパネルの表示もあります。最大発熱量は3.3kW、ボンベ1本の連続燃焼時間は約75分。低温時対応のパワーゴールドも使えるので、冬の停電に備える1台に向きます。

スタンドは耐荷重20kgで、ダッチオーブンも使えます(鍋底の直径24cmまで、小さい鍋は鍋底16cm以上)。専用キャリングケース付きで、重さは本体約2.4kg、ケース込みで約3.5kg。日本製で、希望小売価格11,000円(税込)に対し、実勢価格はAmazonで6,450円(ブラック)、楽天市場で6,887円でした(2026年10月3日時点)。進化版の「タフまるXG」(CB-ODX-XG、3.4kW、実勢9,890円から)もあります。

タイプ 屋内外兼用
最大発熱量 3.3kW(2,800kcal/h)
連続燃焼時間 約75分(強火・気温20〜25℃)
本体サイズ W341×D283×H129mm
重さ 本体約2.4kg/ケース収納時約3.5kg
使える鍋 鍋底の直径24cmまで(小さい鍋は鍋底16cm以上)
使えるボンベ カセットガス、カセットガス パワーゴールド
主な装備 ダブル風防ユニット、多孔式バーナー、ヒートパネル、圧力感知安全装置、専用キャリングケース
参考価格 6,450〜7,530円前後(2026年10月時点)

✅ メリット

  • ダブル風防と多孔式バーナーで、風に強い
  • パワーゴールドが使え、寒い時期の停電にも備えやすい
  • 専用ケース付きで、防災用品と一緒にしまいやすい

⚠️ デメリット・注意点

  • ケース込みで約3.5kgと、卓上タイプよりかさばる
  • 高さ129mmで、薄型の卓上タイプ(84mm)より背が高い
  • 立ち消え安全装置の表示はない

編集部の評価 ★★★★☆ 4.5 / 5.0 風・寒さ・持ち運びの3つがそろい、防災の1台目に向く。食卓では背の高さが少し気になる

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

キュー隊長
キュー隊長

使い終わったボンベは、こんろから外して室内の40℃未満の涼しい場所へ。夏の車の中に置きっぱなしにするのは厳禁だぞ。

👍 こんな人におすすめ

  • 防災用に1台目のカセットコンロを選ぶ人
  • 冬の停電や屋外での調理も想定したい人
  • キャンプなどアウトドアでも使いたい人

2. イワタニ カセットフー こんろ&ストーブ イザまる CB-IZ-1|調理と暖房を1台で

2025年12月発売の、カセットこんろとカセットガスストーブの1台2役モデルです。付属の「ごとく付きしる受け」でこんろに、「ストーブユニット」に付け替えると遠赤外線で体を温めるストーブになります。メーカーは、災害時などの「イザ」というときにも食事と暖かさの両方をまかなえるとしています。暖房のめやすは、木造戸建住宅で4畳まで、コンクリート集合住宅で5畳まで(温暖地基準)です。

最大発熱量は1.4kWと控えめなぶん、ボンベ1本で約2時間25分燃焼します。こんろとして使える鍋は直径20cmまでで、メーカーは2〜3人の食事向けとしています。安全装置は不完全燃焼防止・立ち消え安全・転倒時消火・圧力感知の4つ。希望小売価格16,500円(税込)に対し、実勢価格は楽天市場で10,660円、Amazonで10,780円でした(2026年10月3日時点)。

タイプ こんろ・ストーブ兼用
最大発熱量 1.4kW(1,200kcal/h)
連続燃焼時間 約2時間25分(強火・気温20〜25℃)
暖房のめやす 木造戸建住宅4畳まで/コンクリート集合住宅5畳まで
本体サイズ W216×D197mm(高さ:こんろ時120mm/ストーブ時265mm)
重さ こんろ時約1.4kg/ストーブ時約1.9kg
使える鍋 こんろ時:鍋底の直径20cmまで(小さい鍋は鍋底11cm以上)
安全装置 不完全燃焼防止装置、立ち消え安全装置、転倒時消火装置、圧力感知安全装置
参考価格 10,660〜12,810円(2026年10月時点)

✅ メリット

  • 調理と暖房を1台でまかなえる
  • 安全装置が4つあり、立ち消え安全装置も付く
  • ボンベ1本で約2時間25分と長持ち

⚠️ デメリット・注意点

  • 火力1.4kWで、家族の鍋のメインこんろには弱め
  • 使える鍋は直径20cmまで
  • 暖房は4〜5畳までのスポット暖房

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 冬の停電で「温かい食事」と「暖かさ」を1台で確保できる。大人数の鍋には火力が足りない

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

キュー隊長
キュー隊長

ストーブとして使うときも、ときどき窓を開けて換気するんだ。部屋を閉め切ったまま使い続けるのはダメだぞ。

👍 こんな人におすすめ

  • 冬の停電で暖房も確保したい人
  • 一人暮らしや2〜3人の世帯
  • こんろとストーブを別々に置く場所がない人

3. イワタニ カセットフー タフまるJr. CB-ODX-JR|1〜2人向けの小型。ボンベ1本で約102分

タフまるの小型版で、ダブル風防ユニットと多孔式バーナーはそのまま。最大発熱量は2.3kWで、メーカーはソロキャンプや少人数向けとしています。通常サイズのボンベに加え、小型の「カセットガス ジュニア」とパワーゴールドも使え、通常サイズなら1本で約102分燃焼します(ジュニアは約45分)。

重さは約1.6kgで、専用キャリングケース付き。使える鍋は上部の直径20cmまでで、8インチまでのダッチオーブンも使えます。日本製でオープン価格、実勢価格は楽天市場で6,940円、Amazonで6,980円でした(2026年10月3日時点)。

タイプ 屋内外兼用(小型)
最大発熱量 2.3kW(2,000kcal/h)
連続燃焼時間 カセットガス約102分/ジュニア約45分(強火・気温20〜25℃)
本体サイズ W286×D193×H122mm
重さ 約1.6kg
使える鍋 鍋上部の直径20cmまで(小さい鍋は鍋底11cm以上)
使えるボンベ カセットガス、カセットガス ジュニア、カセットガス パワーゴールド
主な装備 ダブル風防ユニット、多孔式バーナー、ヒートパネル、圧力感知安全装置、専用キャリングケース
参考価格 6,550〜7,270円前後(2026年10月時点)

✅ メリット

  • 小型でも風に強く、パワーゴールドも使える
  • 通常サイズのボンベ1本で約102分と長持ち
  • 約1.6kgで持ち出しやすい

⚠️ デメリット・注意点

  • 2.3kWで、家族の鍋には力不足
  • 使える鍋は直径20cmまで
  • 実勢価格はタフまるとほぼ同じ

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 一人暮らしの備えや持ち出し用にちょうどいい。家族の鍋には物足りない

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 一人暮らしや2人暮らしの人
  • 置き場所をとらない小型がほしい人
  • ソロキャンプでも使いたい人

4. イワタニ カセットフー エコプレミアムIII CB-EPR-3|ガス消費約19%節約。5千円以下の省エネ機

炎を内側に集めて鍋底からこぼれる「ムダ火」を抑える内炎式バーナーのモデルです。最大発熱量は2.9kWですが、メーカーは「3.5kW相当の能力」とし、同社の3.5kW機(2016年のCB-WA-35)よりガス消費量を約19%節約できるとしています。ボンベ1本の連続燃焼時間は約72分です。

バーナーの位置を左にずらし、本体を大きくせずに10号の土鍋まで使えるようにしたのも特長。重さ約1.5kgの日本製でオープン価格、実勢価格はAmazonで4,670円、楽天市場で4,830円でした(2026年10月3日時点)。ケースは、別売の専用ハードケース(CB-CF-CASE)に対応しています。

タイプ 卓上
最大発熱量 2.9kW(2,500kcal/h)
連続燃焼時間 約72分(強火・気温20〜25℃)
本体サイズ W334×D274×H89mm
重さ 約1.5kg
使える鍋 目安として土鍋10号まで
使えるボンベ カセットガス
主な装備 内炎式バーナー、ヒートパネル、圧力感知安全装置
参考価格 4,670〜5,200円前後(2026年10月時点)

✅ メリット

  • ガス消費量を約19%節約でき、ボンベを長く使える
  • 10号の土鍋まで使え、家族の鍋に向く
  • 5千円以下から買える

⚠️ デメリット・注意点

  • 風防やケースは付かない
  • パワーゴールドは使えない
  • 最大発熱量2.9kWで、炒め物の強火はほどほど

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 ふだんの鍋で使いながら、ボンベを節約して備えられる。風よけがないので屋外より室内向き

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 家族の鍋に使いながら備えたい人
  • ボンベの消費を抑えたい人
  • 予算5千円前後で選びたい人

5. イワタニ カセットフー BO- CB-AH-41N|シリーズ最強の4.1kW。立ち消え安全装置付き

カセットフーシリーズで最も強い4.1kWの火力を持つモデルです。風や吹きこぼれで火が消えたときに自動でガスを止める立ち消え安全装置を搭載し、電池は使いません。作動時はガスが完全に止まるまで約10秒かかるため、においが消えてから再点火するようメーカーは案内しています。

キャリングケース付きで、重さは約1.7kg、使える鍋は9号の土鍋までが目安です。ただしガス消費量は約286g/hと多く、ボンベ1本の連続燃焼時間は約55分と今回の6台で最も短いので、ボンベは多めに備えましょう。日本製でオープン価格、実勢価格はAmazonで7,800円、楽天市場で8,300円でした(2026年10月3日時点)。

タイプ 卓上
最大発熱量 4.1kW(3,500kcal/h)
連続燃焼時間 約55分(強火・気温20〜25℃)
本体サイズ W337×D300×H94mm
重さ 約1.7kg
使える鍋 目安として9号土鍋まで
使えるボンベ カセットガス
主な装備 立ち消え安全装置、ヒートパネル、キャリングケース
参考価格 7,800〜8,300円前後(2026年10月時点)

✅ メリット

  • シリーズ最強の4.1kWで、炒め物や大きな鍋も得意
  • 立ち消え安全装置付きで、火が消えると自動でガスが止まる
  • キャリングケース付きで保管しやすい

⚠️ デメリット・注意点

  • ボンベ1本の連続燃焼時間は約55分と短い
  • 火力が強いぶん、ボンベの備蓄本数が増える
  • パワーゴールドは使えない

編集部の評価 ★★★☆☆ 3.5 / 5.0 火力と立ち消え安全装置は魅力。ボンベの減りが速いので、備蓄を多めにして補いたい

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • 吹きこぼれや立ち消えが心配な人
  • 炒め物や大きな鍋で強い火力がほしい人
  • ケースに入れて保管したい人

6. イワタニ カセットフー スリム CB-SL-1|高さ74mmの薄型。4千円前後の日常使い向け

テーブル面からごとくの上までの高さが74mmの薄型で、座ったまま鍋の中が見やすいモデルです。炎の出口を縦長にした「タテ型炎口バーナー」でムダ火を抑え、ボンベを温めて火力を保つヒートパネルも搭載。最大発熱量は3.3kWで、ボンベ1本の連続燃焼時間は約70分です。

重さ約1.3kgの日本製で、色はマットな質感のアッシュブラウン。オープン価格で、実勢価格は楽天市場で3,909円、Amazonで4,208円でした(2026年10月3日時点)。今回いちばん手ごろですが、ケースや風防はないので、主に室内で使う人向けです。

タイプ 卓上(薄型)
最大発熱量 3.3kW(2,800kcal/h)
連続燃焼時間 約70分(強火・気温20〜25℃)
本体サイズ W328×D275×H84mm
重さ 約1.3kg
使える鍋 目安として9号土鍋まで
使えるボンベ カセットガス
主な装備 タテ型炎口バーナー、ヒートパネル、圧力感知安全装置、容器装着安全装置
参考価格 3,909〜4,840円前後(2026年10月時点)

✅ メリット

  • 薄型で、食卓の鍋に使いやすい
  • ヒートパネルで、使い続けても火力が落ちにくい
  • 今回いちばん手ごろな4千円前後

⚠️ デメリット・注意点

  • ケースや風防は付かない
  • パワーゴールドは使えない
  • 立ち消え安全装置の表示はない

編集部の評価 ★★★☆☆ 3.5 / 5.0 ふだん使いの1台として手ごろで実用的。防災用には保管ケースや風よけを別に考えたい

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

👍 こんな人におすすめ

  • ふだんの鍋をメインに使いたい人
  • 予算を抑えたい人
  • 使いながら備えるローリングストック派の人

おすすめ6台の比較表

製品 タイプ 最大発熱量 連続燃焼時間 重さ 風・寒さ対策 立ち消え安全装置 ケース 実勢価格
タフまる CB-ODX-1 屋内外兼用 3.3kW 約75分 約2.4kg ダブル風防・ヒートパネル・パワーゴールド可 表示なし 付属 6,450〜7,530円
イザまる CB-IZ-1 こんろ・ストーブ兼用 1.4kW 約2時間25分 約1.4kg(こんろ時) ― あり 別売 10,660〜12,810円
タフまるJr. CB-ODX-JR 屋内外兼用(小型) 2.3kW 約102分 約1.6kg ダブル風防・ヒートパネル・パワーゴールド可 表示なし 付属 6,550〜7,270円
エコプレミアムIII CB-EPR-3 卓上 2.9kW 約72分 約1.5kg ヒートパネル 表示なし 別売 4,670〜5,200円
BO- CB-AH-41N 卓上 4.1kW 約55分 約1.7kg ヒートパネル あり 付属 7,800〜8,300円
スリム CB-SL-1 卓上(薄型) 3.3kW 約70分 約1.3kg ヒートパネル 表示なし 別売 3,909〜4,840円

性能はイワタニの公表値(連続燃焼時間は気温20〜25℃・強火の実測値、タフまるJr.は通常サイズのボンベ)。実勢価格は2026年10月3日に価格.comと楽天市場で確認した税込価格の目安です。

停電・地震のときの使い方と、事故を防ぐ6つのルール

NITE(製品評価技術基盤機構)によると、2014〜2023年度の10年間に通知があったカセットこんろの事故は91件で、調査が終わった86件の約4割は、誤った使い方や不注意が原因と推定されています。特に多いのが、ボンベが異常に熱くなる使い方です。

1. 換気をしながら使う。テントや車の中では使わない

日本ガス石油機器工業会は、テントや車内で使うと一酸化炭素(CO)中毒や酸欠になる場合があるとして、使わないよう呼びかけています。東日本大震災などでは、寒さから締め切った場所で使い、中毒や酸欠になった例もあったと同会は伝えています。冬の停電中こそ、ときどき窓を開けましょう。前兆と対処は一酸化炭素中毒の前兆と対処にまとめています。

2. 2台並べない。大きな鉄板や鍋でこんろを覆わない

NITEが公表した事故例では、2017年に屋外でこんろを2台並べ、大きな鉄板で調理していたところボンベが破裂し、6人がやけどを負いました。こんろを2台以上並べる、こんろを覆うほど大きな鉄板や鍋を使う、陶板プレートなど熱をためる物をのせる、木炭の火起こしに使う――どれもボンベが熱せられて破裂する原因になります。

3. IHの上やストーブのそばで使わない・置かない

イワタニによると、IHの上でこんろを使ったり置いたりして、ボンベが破裂する事故が毎年数件起きています。こんろを使っていなくても、IHの電源が入れば熱が伝わるためです。こんろは家具や壁、カーテンから15cm以上離して使いましょう(日本ガス石油機器工業会)。

4. 使い終わったらボンベを外し、40℃未満の場所へ

ボンベは切り込みをこんろのガイドに合わせ、「カチャッ」と音がするまで押し込みます。セットしたあとに異音や異臭がしたら、すぐに外して使用をやめてください。NITEは、使用後はボンベを外して室内の40℃未満の涼しい場所に保管し、ガスの出が悪くてもボンベを温めないよう呼びかけています。

5. こんろは製造から10年、ボンベは7年が目安

こんろとボンベのゴム部品は、使わなくても年数とともに劣化します。日本ガス石油機器工業会は、こんろは製造から10年を目安に買い替えを検討し、ボンベは約7年以内に使い切るよう呼びかけ、10と7にちなむ10月7日の「カセットこんろとボンベの日」に製造年を確かめて、家にある食材で「防災鍋」を作ってみることをすすめています。

6. 古いボンベの捨て方と、地震でガスが止まったとき

古いボンベはガスを使い切ってから、自治体のルールに従って捨てます。ガスを抜くときは、屋外の風通しのよい、火の気のない場所で行います(ガスがこもりやすいベランダでは作業しないようイワタニは注意)。都市ガスのマイコンメーターが地震でガスを止めたときは、ガス臭くないことを確かめて復帰ボタンを押し、3分以上待ってから使います(経済産業省)。ガス臭いときはガス臭いと感じたらの手順で連絡しましょう。

よくある質問

カセットボンベは何本備蓄すればいいですか?

農林水産省の「災害時に備えた食品ストックガイド」は、1人1週間あたり約6本を目安としています。3人家族なら約18本です。寒い時期はお湯が沸くまで時間がかかり、ガスの消費も増えるので、少し多めに備えると安心です。

どのメーカーのボンベでも使えますか?

こんろに指定されたボンベを使います。日本ガス石油機器工業会は、ほかのボンベはガス漏れや火災の原因になるとして、そのこんろ専用のボンベを使うよう呼びかけています。イワタニのカセットフーシリーズなら、イワタニカセットガスです。パワーゴールドも、使用を指定している器具(今回ならタフまるとタフまるJr.)以外には使えません。

冬になると火が弱くなるのはなぜですか?

燃やしているうちに、ガスが気化するときの熱でボンベが冷え、ガスが気化しにくくなるためです。寒い場所で使うなら、低温時対応のパワーゴールドが使える機種を選びましょう。火が弱いからといってボンベを温めるのは、破裂の危険があるので絶対にやめてください。

10年以上前のカセットコンロは使えますか?

買い替えを検討しましょう。日本ガス石油機器工業会とイワタニは、こんろは製造から10年を目安に買い替えを検討するよう案内しています。10年たっていなくても、さびなどの劣化が進んでいるものは使わないでください。

モモ
モモ

うちは3人家族だから、ボンベは1週間で約18本が目安なんだね。風に強くてケース付きのタフまるにして、鍋のときは古いボンベから使うことにする!

キュー隊長
キュー隊長

いい判断だ、モモちゃん。使うときは換気、2台並べない、使ったらボンベを外す。この3つを家族で守るんだぞ。

まとめ

防災にも使うカセットコンロは、火力(kW)と連続燃焼時間を見たうえで、風と寒さへの強さ、安全装置、ケースの有無で選びます。ボンベは1人1週間で約6本を目安に、ふだんの鍋で古いものから使いながら備えましょう。

迷ったら、ダブル風防とパワーゴールド対応で冬の停電にも備えやすいタフまる CB-ODX-1(実勢6,450円から)。暖房も1台でまかないたいならイザまる CB-IZ-1(10,660円から)、1〜2人ならタフまるJr. CB-ODX-JR、ボンベを節約したい家族の鍋にはエコプレミアムIII CB-EPR-3が候補です。そして、2台並べない・鉄板で覆わない・使ったらボンベを外す。この3つを守って、安全に使いましょう。

この記事を書いた人|もしもナビ編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、公的機関・自治体・メーカー公式情報などを調査して執筆しています。緊急時は必ず公式窓口(119・#7119等)の案内を優先してください。 コンテンツ制作ポリシー

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