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キュー隊長、大雪の朝の雪かきって本当に大変…。家庭用の除雪機って、どれを選べばいいの?
まずは雪を飛ばす(ロータリー式)か、押して寄せる(ブレード式)かを決めるんだ、モモちゃん。電動のコード式なら3万円台からあるぞ。
でも除雪機って、事故も多いんでしょ?
NITE(製品評価技術基盤機構)によると、人が死傷した除雪機の事故の約8割は誤使用や不注意だ。選び方と安全な使い方をセットで押さえよう。
家庭用除雪機は、大雪の朝の玄関前や駐車場の雪かきを楽にし、「車を出せない」「家から出られない」といったもしもに備える道具です。一方で、NITEが2025年11月27日に公表した資料によると、2015年度から2024年度までの10年間に通知された除雪機による人身事故は38件。約8割(38件中29件)は誤った使い方や不注意によるもので、月別では冬の使い始めの12月が15件で最多でした。
この記事では、ホンダ・ササキの公式サイトとカタログ、ハイガーの直営店ページで確認した仕様と、2026年10月5日に楽天市場・Yahoo!ショッピング・価格.comで確認した実勢価格をもとに、家庭用除雪機6台を比べます。スコップなど手作業の道具や屋根の雪下ろしの注意点は雪かき・雪下ろしの安全ガイドにまとめています。
📌 先に結論
- 雪を飛ばす場所があるならロータリー式、飛ばせないなら押して寄せるブレード式を選ぶ
- 新雪をこまめに飛ばすならホンダ HSS655c(JE1)(除雪幅55cm・70kg、実勢265,200円から)
- 重みでしまった雪もあるならホンダ HSS760n(J)(無段変速のHST付き、実勢398,900円から)
- 雪が少ない地域の玄関前ならハイガー HG-K1650(コード式・16kg、37,600円の予約販売)
- 雪を飛ばせない住宅地ならホンダ ユキオス SB800(JVT)、静かさ重視なら電動のSB800e(J)かササキ オ・スーノ ER-802DX
- 雪詰まりはエンジンを止めて雪かき棒で。安全装置は絶対に固定せず、屋内でエンジンを掛けたままにしない
家庭用除雪機の選び方|見ておきたい5つのポイント
① 雪を「飛ばす」か「押して寄せる」か、方式を決める
家庭用除雪機は大きく2種類あります。ロータリー式は、らせん状の刃(オーガ)で雪を砕いて集め、ブロワで投雪口から飛ばすタイプで、雪を捨てる場所が敷地内にある家に向きます。ブレード式(ラッセル式)は、前の板(ブレード)で雪を押して寄せるタイプ。ササキは「雪を飛ばせないような住宅地や店舗の前等の除雪に最適」とし、ホンダも溶けかけの雪を「飛ばさず雪かき」できるとしています。
ロータリー式は、飛ばした雪の行き先に注意が必要です。ホンダは購入者向けの賠償責任保険の説明で、飛ばした雪が近所のビニールハウスに積もって骨組みを曲げ、37万8,500円を補償した例を紹介しています。
| 方式 | しくみ | 向いている場所 | 今回の機種 |
|---|---|---|---|
| ロータリー式 | オーガで雪を集め、投雪口から飛ばす | 雪を捨てる場所が敷地内にある家 | HSS655c、HSS760n、HG-K1650 |
| ブレード式 | ブレードで雪を押して寄せる | 雪を飛ばせない住宅地、長い通路 | SB800、SB800e、ER-802DX |
② 雪の量と雪質に合う「除雪高」を選ぶ
一度に崩せる雪の高さの目安は、ロータリー式の除雪高と、ブレード式のブレードの高さです。今回の機種では、ホンダのHSS655cとHSS760nが42cm、ブレード式の3台が33cm、ハイガーのHG-K1650が30cm。ササキはER-802DXの除雪高さの目安を「新雪20〜25cm」としています。
雪質も重要です。ホンダは適した雪質として、HSS655cは「やわらかい新雪」に◎、HSS760nは新雪に◎、「重みでしまった雪」に○を付けています。ハイガーもHG-K1650を「新雪やサラサラ雪に最適」としています。湿った重い雪や、除雪車が残す固い雪が多い家は、雪質の適性を必ず確認しましょう。
③ 動力はエンジン・バッテリー・コード式の3つ
エンジン式はパワーと作業時間に余裕がある反面、燃料の保管と定期的な整備が必要です。バッテリー式は静かで、始動もキーを回すだけ。今回の2台はどちらも鉛蓄電池(24V・20Ah)で、作業時間はホンダSB800eが約1時間(充電は最大約12時間)、ササキER-802DXが約70分(充電は通常約5時間)です。コード式は安くて軽い反面、延長コードの届く範囲でしか使えず、ハイガーHG-K1650の連続使用の目安は0.5時間です。
④ 重さと置き場所を確認する
重さはHG-K1650の16kgから、HSS760nの105kgまで6倍以上の差があります。エンジン式やバッテリー式は全長(奥行き)が約1.3〜1.44mあり、物置や車庫に置き場所と出し入れの通路が必要です。
⑤ 安全装置と、買ったあとの整備体制を確認する
NITEによると、除雪機安全協議会に加盟するメーカーの歩行型除雪機は、2004年4月から、レバーから手を離すと自動でオーガと走行が止まる「デッドマンクラッチ」を標準装備しています。協議会の自主規格に適合した除雪機には「SSSマーク」が貼られるので、購入時に販売店で確認を。協議会は、2004年(平成16年)4月以前の古い機械にはデッドマンクラッチがない機種もあると注意しているので、中古は特に要注意です。
エンジン式は買ったあとの点検・修理も大切です。ホンダは、認定販売会社で新品を買うときに加入でき、有償の定期点検を条件にメーカー保証と合わせて最大5年間の保証になる「Honda5年安心プラン」(保証料は今回のホンダ4機種で22,000円)を用意しています。なお、ヤマハ発動機は除雪機事業を2026年3月末で終了(株式会社Willbeへ事業譲渡)し、整備は販売店かサービスパートナー店が窓口です。在庫品のヤマハ製を選ぶなら、近くで整備を受けられるか先に確かめましょう。
家庭用除雪機おすすめ6選【2026-27冬】
仕様はメーカーの公式サイト・カタログ(ハイガーは同社の楽天市場・Yahoo!ショッピング直営店のページ)で確認しました。価格は2026年10月5日に確認した税込価格で、予約受付中の店もあります。6台ともAmazon.co.jpで本体の取り扱いを確認できなかったため、楽天市場とYahoo!ショッピングのボタンのみ掲載しています。
1. ホンダ HSS655c(JE1)|除雪幅55cm・70kg。新雪をこまめに飛ばす小型エンジン式
ホンダが「降ったばかりの新雪を気軽にスイスイ除雪」とするロータリー式です。除雪幅55cm、除雪高42cm、重さ70kgの小型機で、クローラで進む自走式。クラッチ操作は左手だけで行え、投雪の距離と方向はシューターハンドルで調整します。
湿った雪も詰まりにくいという角型の投雪口と、石などの巻き込みを減らすバネ鋼オーガを採用。JE1は手で引いて始動するリコイル式で、セルフスターターと作業灯付きのJ1(80kg、メーカー希望小売価格317,900円)もあります。適した雪質の◎は「やわらかい新雪」だけなので、重い雪が多い家はHSS760nも比べてください。
メーカー希望小売価格は270,600円で、10月5日時点の楽天市場・Yahoo!ショッピングの販売店では265,200〜270,600円(予約受付中の店を含む)。ホンダの除雪機には、購入から1年間の盗難補償(お客様登録が条件、自己負担金あり・代替機で補償)と、第三者への賠償責任保険(対人1億円・対物1,000万円)が付きます(条件は公式サイトで確認を)。
| 方式 | ロータリー式(クローラ自走) |
|---|---|
| 除雪幅・除雪高 | 55cm・42cm |
| エンジン | 163cm³(最大出力3.6kW) |
| 燃料タンク | 3.1L(自動車用無鉛ガソリン) |
| 始動方式 | リコイルスターター |
| 変速 | 前進2段・後進1段 |
| 重さ | 70kg |
| 全長×全幅×全高 | 1,400×565×1,010mm |
| メーカー希望小売価格 | 270,600円 |
| 参考価格 | 265,200〜270,600円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 70kgと、HSS760n(105kg)より35kg軽く取り回しやすい
- 投雪の距離と方向をシューターハンドルで調整できる
- 盗難補償と賠償責任保険が1年間付く(条件あり)
⚠️ デメリット・注意点
- ホンダの適性表示で◎が付くのは「やわらかい新雪」だけ
- JE1は手で引いて始動するリコイル式(セル付きはJ1)
- 燃料の保管と、シーズン前後の整備が必要
👍 こんな人におすすめ
- 駐車場1〜2台分と玄関前をこまめに除雪したい人
- 雪を捨てる場所が敷地内にある人
- エンジン式をできるだけ手ごろに選びたい人
2. ハイガー HG-K1650|37,600円・16kg。雪が少ない地域の玄関前に
ハイガーの電動除雪機で、家庭用コンセント(100V)につないで使うコード式のロータリー式です。モーター出力は1600W、除雪幅50cm、除雪高30cm、重さ16kgと軽く、自走機能のない手押し式。ハイガーは投雪距離を最大12m、投雪方向を190°としています。
ハイガーは「新雪やサラサラ雪に最適」としていて、連続使用時間の目安は0.5時間です。延長コードは付属しないので別に用意し、ハイガーの注意どおり、結んだり束ねたりせず伸ばした状態で使いましょう。
ハイガーの楽天市場・Yahoo!ショッピング直営店では、メーカー希望小売価格39,800円に対して37,600円(10月5日時点)で、10月下旬入荷予定の予約販売です。保証は1年です。
| 方式 | ロータリー式(手押し) |
|---|---|
| 電源 | AC100V(コード式、延長コードは別売) |
| モーター出力 | 1600W |
| 除雪幅・除雪高 | 50cm・30cm |
| 投雪距離・方向 | 最大12m・190° |
| 連続使用時間の目安 | 0.5時間 |
| 重さ | 16kg |
| サイズ(幅×奥行×高さ) | 550×1,300×850mm |
| 保証 | 1年 |
| 参考価格 | 37,600円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 37,600円と、今回いちばん手ごろ
- 16kgと軽く、ガソリンの保管や充電の手間がない
- 交換部品を直営店で単品購入できる
⚠️ デメリット・注意点
- 手押し式で、自走しない
- 延長コードの届く範囲でしか使えず、連続使用の目安は0.5時間
- メーカーが最適とするのは新雪やサラサラ雪
👍 こんな人におすすめ
- 年に数回の大雪に備えたい人
- 玄関前など狭い範囲を除雪したい人
- 燃料や充電の管理をしたくない人
3. ホンダ ユキオス SB800(JVT)|押して寄せるブレード式。ガソリン1Lで約3時間
ホンダのブレード除雪機「ユキオス」のエンジンモデルです。幅80cm・高さ33cmのブレードで雪を押して寄せるので、雪を飛ばせない住宅地や長い通路に向きます。ブレードの角度は左右それぞれ30度に切り替えられ、雪を片側に寄せられます。
ホンダは、1時間で駐車場約16台分(約250㎡、新雪・積雪20cmの舗装路面)を除雪でき、ガソリン1L(満タン)で約3時間動くとしています。レバーを握ると走り、放すと止まる設計で、重さは64kgと今回のエンジン式でいちばん軽量。適した雪質は新雪が◎、溶けかけの雪が○です。
メーカー希望小売価格は270,600円で、10月5日時点の楽天市場・Yahoo!ショッピングの販売店では265,200〜270,600円(12月中旬入荷予定の予約販売の店もあり)。タイルなどを傷つけにくいゴムスクレーパー(別売、9,900円)もあります。
| 方式 | ブレード式(自走) |
|---|---|
| 除雪幅・除雪高 | 80cm・33cm |
| エンジン | 49.4cm³(最大出力1.3kW) |
| 燃料タンク | 1.0L(満タンで約3時間) |
| 始動方式 | リコイルスターター |
| 作業面積の目安 | 約250㎡/時(新雪・積雪20cm) |
| 重さ | 64kg |
| 全長×全幅×全高 | 1,425×820×1,010mm |
| メーカー希望小売価格 | 270,600円 |
| 参考価格 | 265,200〜270,600円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 雪を飛ばさないので、近所や道路に雪が飛ぶ心配が少ない
- ブレード角度を左右30度に切り替えて、雪を片側に寄せられる
- ガソリン1Lで約3時間と燃費がよい
⚠️ デメリット・注意点
- ブレード高さは33cmと、ホンダのロータリー式(42cm)より低い
- 寄せた雪を積んでおく場所が必要
- 始動は手で引くリコイルスターターのみ
👍 こんな人におすすめ
- 雪を飛ばす場所がない住宅地の人
- 長い通路や家の周りを除雪したい人
- 新雪や溶けかけの雪をこまめに寄せたい人
4. ホンダ HSS760n(J)|無段変速HST搭載。重みでしまった雪もある地域に
HST(油圧式無段変速機)を積んだ小型除雪機で、ホンダは「幅広い地域で利用されてきた」定番モデルとし、「低積雪地で大活躍」とうたっています。除雪幅60.5cm、除雪高42cm、エンジンは196cm³。レバー1本で前進・後進とも無段階に速度を調整でき、適した雪質は新雪が◎、重みでしまった雪が○です。
オーガの高さは手元のレバーで無段階に変えられ、投雪の距離・方向・角度は電動シューターのスイッチひとつで調整できます。オーガと走行のクラッチは手を放すと止まる設計。セルフスターターと作業灯付きで、重さは105kgあります。
メーカー希望小売価格は436,700円。10月5日時点で、Yahoo!ショッピングの販売店は398,900円(予約受付中)、楽天市場の販売店は415,800〜436,700円でした。
| 方式 | ロータリー式(クローラ自走) |
|---|---|
| 除雪幅・除雪高 | 60.5cm・42cm |
| エンジン | 196cm³(最大出力4.3kW) |
| 燃料タンク | 3.1L(自動車用無鉛ガソリン) |
| 始動方式 | セルフスターター/リコイルスターター |
| 変速 | 油圧式無段変速(HST) |
| 重さ | 105kg |
| 全長×全幅×全高 | 1,335×620×1,110mm |
| メーカー希望小売価格 | 436,700円 |
| 参考価格 | 398,900〜436,700円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 重みでしまった雪にも対応(ホンダの適性表示で○)
- HSTで前進・後進の速度を無段階に調整できる
- 電動シューターとセルフスターターで操作が簡単
⚠️ デメリット・注意点
- 105kgと重く、置き場所と出し入れのスペースが必要
- 実勢でも40万円前後からと高価
- 燃料の保管と定期的な整備が必要
👍 こんな人におすすめ
- 重みでしまった雪や湿った雪が多い地域の人
- 駐車場2台分以上など広めの範囲を除雪する人
- 操作の簡単さを重視する人
5. ホンダ ユキオスe SB800e(J)|電動で静か。早朝の住宅地に
ユキオスSB800の電動モデルで、860WのDCブラシレスモーターで幅80cm・高さ33cmのブレードを押し出します。ホンダは「電動特有の静かさ」で住宅街や早朝でも気軽に使えるとし、作業面積の目安はSB800と同じ1時間あたり約250㎡(新雪・積雪20cm)です。
バッテリーは鉛蓄電池(24V-20Ah、16kg)で、家庭用コンセント(100V)で充電します。1回の充電で約1時間作業でき、充電時間は最大約12時間(ホンダ調べ、残量ゼロから満充電)。走行レバーは握ると走り、放すと止まります。始動はキーを挿してスイッチをひねるだけ。重さは69kgです。
メーカー希望小売価格は352,000円で、10月5日時点の楽天市場の販売店では341,800〜342,100円、Yahoo!ショッピングでは345,000円。交換用バッテリーパックは販売店で65,340円なので、長く使うなら交換費用も見込んでおきましょう。
| 方式 | ブレード式(自走) |
|---|---|
| 除雪幅・ブレード高さ | 80cm・33cm |
| モーター | DCブラシレスモーター(24V 860W) |
| バッテリー | 鉛蓄電池(24V-20Ah、16kg) |
| 作業時間の目安 | 約1時間(満充電時) |
| 充電時間 | 最大約12時間 |
| 重さ | 69kg |
| 全長×全幅×全高 | 1,320×820×975mm |
| メーカー希望小売価格 | 352,000円 |
| 参考価格 | 341,800〜352,000円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- エンジン音がなく、早朝や住宅街でも使いやすい
- キーを挿してスイッチをひねるだけで始動できる
- ガソリンの保管や給油が不要
⚠️ デメリット・注意点
- 1回の充電で作業できるのは約1時間
- 充電に最大約12時間かかる
- ブレード高さは33cmと、ホンダのロータリー式(42cm)より低い
👍 こんな人におすすめ
- 早朝に近所を気にせず除雪したい人
- ガソリンを家に置きたくない人
- 新雪や溶けかけの雪をこまめに寄せたい人
6. ササキ オ・スーノ ER-802DX|約70分作業。停電時の電源になるオプションも
ササキ(本社・青森県十和田市)が2025年8月に出した充電式の電動ラッセル除雪機です。除雪幅80cm・ブレード高さ33cmで、250Wのモーター2基がクローラを直接動かします。ササキ調べ(新雪・積雪15cmの舗装路面での作業)で、連続作業時間は約70分、除雪面積は1時間あたり300㎡(10m×10mを20分)としています。
バッテリーは密閉型鉛蓄電池(24V/20Ah)で、家庭用コンセントでの充電は通常約5時間、1回の充電の電気代は約28円(1kWhあたり31円で計算)。後進は前進より遅く走る設計(前進速度比70%)で、「旋回アシストターン」、折りたたみ式ハンドル(折りたたみ時の高さ53cm)、LEDライトを装備。重さは65kgです。
オプションの「100Vインバーターキット」を付けると、バッテリーを消費電力350W以下の電気機器(携帯電話・パソコン・テレビなど)の電源として使え、ササキは停電時など非常時の照明・電源としても案内しています。価格は販売店への問い合わせで、10月5日時点の楽天市場の販売店では350,000円でした。
| 方式 | ブレード式(電動ラッセル・自走) |
|---|---|
| 除雪幅・ブレード高さ | 80cm・33cm |
| モーター | DCブラシモーター(24V-250W×2) |
| バッテリー | 密閉型鉛蓄電池(24V/20Ah) |
| 作業時間の目安 | 約70分(ササキ調べ、新雪・積雪15cm) |
| 充電時間 | 約5時間(通常時) |
| 重さ | 65kg |
| 全長×全幅×全高 | 1,440×810×990mm |
| メーカー価格 | 販売店に問い合わせ |
| 参考価格 | 350,000円前後(2026年10月時点) |
✅ メリット
- 約70分作業でき、充電は通常約5時間
- 旋回アシストと折りたたみハンドルで、取り回しと収納がしやすい
- オプションで停電時の照明・電源にも使える
⚠️ デメリット・注意点
- 実勢35万円前後と高価
- ブレード高さは33cmで、ササキの目安は新雪20〜25cm
- バッテリーはシーズンオフも月1回の充電が必要
👍 こんな人におすすめ
- 早朝の住宅地で静かに除雪したい人
- 狭い通路や車庫への出し入れが多い人
- 停電への備えも兼ねたい人
おすすめ6台の比較表
| 製品 | 方式 | 動力 | 除雪幅 | 除雪高・ブレード高さ | 重さ | 作業の目安 | 実勢価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ホンダ HSS655c(JE1) | ロータリー | ガソリン163cm³ | 55cm | 42cm | 70kg | 新雪向け | 265,200〜270,600円 |
| ハイガー HG-K1650 | ロータリー(手押し) | AC100V 1600W | 50cm | 30cm | 16kg | 連続使用0.5時間 | 37,600円 |
| ホンダ ユキオス SB800(JVT) | ブレード | ガソリン49.4cm³ | 80cm | 33cm | 64kg | 約250㎡/時・1Lで約3時間 | 265,200〜270,600円 |
| ホンダ HSS760n(J) | ロータリー(HST) | ガソリン196cm³ | 60.5cm | 42cm | 105kg | しまった雪も○ | 398,900〜436,700円 |
| ホンダ ユキオスe SB800e(J) | ブレード | バッテリー24V-20Ah | 80cm | 33cm | 69kg | 約250㎡/時・約1時間 | 341,800〜352,000円 |
| ササキ オ・スーノ ER-802DX | ブレード | バッテリー24V/20Ah | 80cm | 33cm | 65kg | 300㎡/時・約70分 | 350,000円 |
性能はメーカー公表値です。作業面積はホンダが新雪・積雪20cm、ササキが新雪・積雪15cmの舗装路面での目安で、条件が違うため単純には比べられません。実勢価格は2026年10月5日時点の税込の目安(メーカー希望小売価格を含む)です。
除雪機の事故を防ぐ7つのルール
NITEの資料では被害者の多くが高齢者で、離れて暮らす家族や周りの人のサポート・声がけも呼びかけています。以下は、NITEや消費者庁などの注意点をもとにまとめたルールです。
1. 安全装置は絶対に無効化しない
デッドマンクラッチのレバーを固定したり、緊急停止クリップを付けずに使ったりすると、転んだときに除雪機が止まらず、下敷きや巻き込みにつながります。NITEは、デッドマンクラッチを大きな洗濯ばさみで挟んで無効化し、オーガに巻き込まれた死亡事故(2021年12月、新潟県)を紹介しています。
2. 後進するときは足元と後ろを確認
後ろに下がるときに転んで下敷きになったり、壁との間に挟まれたりする事故が起きています。後進の前に足元と後方の障害物を確かめ、ゆっくり下がりましょう。
3. 人が近くにいるときは使わない。エンジンを掛けたまま離れない
背の低い子どもは死角に入りやすく、NITEは、使用者がエンジンを切らずにその場を離れ、周りで遊んでいた子どもがオーガに巻き込まれて亡くなった事故(2021年1月、新潟県)も紹介しています。少しの間でも離れるときは、必ずエンジンを切りましょう。
4. 雪詰まりはエンジンを止めて雪かき棒で
投雪口に詰まった雪を手で取ろうとする事故は、重傷事故でいちばん多いケースです。ホンダも、雪詰まりの除去や点検はエンジンスイッチまたは電源スイッチを「停止」にしてから行うよう呼びかけています。必ず備え付けの雪かき棒を使いましょう。
5. 屋内や換気の悪い場所でエンジンを掛けたままにしない
エンジンの排気には一酸化炭素が多く含まれ、NITEの資料では一酸化炭素中毒の死亡事故が2件ありました(紹介事例は換気の不十分な屋内での使用)。始動も停止も風通しのよい屋外で行います。エンジンを切ると手で押して動かせない機種は、窓や戸を開けて十分に換気し、屋内で始動したら速やかに屋外へ出し、屋内にしまったら速やかにエンジンを切るようNITEは案内しています。症状と対処は一酸化炭素中毒の前兆と対処で解説しています。
6. 雪を飛ばす向きは人・窓・車を避ける
ササキはカタログで、人・窓・車など周りによく気を配って除雪するよう注意しています。ロータリー式は作業前に投雪の向きと距離を決め、隣家や道路に雪を飛ばさないようにしましょう。除雪機安全協議会は、各市町村で決められたルールに従って除雪するよう呼びかけています。
7. シーズン前に点検と試運転。バッテリーは定期的に充電
NITEによると事故は使い始めの12月にいちばん多く、シーズン前の試運転で事故に遭った例もあります。消費者庁は、定期点検で特に安全装置が正常に動くかを確認するよう求めています。バッテリー式は取扱説明書どおりに充電を。ササキはER-802DXを、シーズン中は使うたびに、シーズンオフも月1回充電するよう案内しています。
よくある質問
エンジン式と電動(バッテリー式・コード式)は、どう選べばいいですか?
雪の量・雪質と除雪する広さで決めます。重みでしまった雪や広い範囲ならエンジン式、雪が少ない地域の玄関前ならコード式(HG-K1650は連続使用の目安0.5時間)、早朝の住宅地で静かに雪を寄せたいならバッテリー式のブレード除雪機(作業時間は約1時間〜約70分)が候補です。
中古の除雪機を買っても大丈夫ですか?
除雪機安全協議会は、2004年(平成16年)4月以前の古い機械にはデッドマンクラッチがない機種もあると注意しています。安全装置が正しく動くかを販売店で確かめ、点検・修理を受けられる店で買いましょう。
バッテリー式の除雪機は、1回の充電でどのくらい使えますか?
メーカーの目安では、ホンダSB800eが約1時間(充電は最大約12時間)、ササキER-802DXが約70分(ササキ調べ、新雪・積雪15cm。充電は通常約5時間)です。雪質や作業条件で変わるので、大雪の予報が出たら前日のうちに満充電にしておきましょう。
除雪機の事故は、どのくらい起きていますか?
NITEによると、2015〜2024年度の10年間に通知された除雪機による人身事故は38件で、死亡22件・重傷14件でした。約8割(29件)は誤使用や不注意によるもので、月別では12月が15件で最多です。
ネット通販で除雪機を買うときの注意点は?
入荷時期(予約販売か)、配送方法、オイル充填や試運転などの初期整備の有無、近くで点検・修理を受けられるかを確認しましょう。ホンダの「Honda5年安心プラン」は認定販売会社でしか加入できず、有償の定期点検が条件です。
うちは雪を捨てる場所があって、降るのはほとんど新雪だからHSS655cにする! 雪詰まりは雪かき棒、エンジンを掛けたまま離れない、だね。
いい判断だ、モモちゃん。届いたら雪が降る前に、手を離すと止まるか安全装置を確かめておくこと。12月の使い始めがいちばん危ないからな。
まとめ
家庭用除雪機は、まず雪を飛ばすロータリー式か、押して寄せるブレード式かを決め、雪の量・雪質に合う除雪高、エンジン・バッテリー・コード式の違い(作業時間・充電・燃料)、重さと置き場所、安全装置と整備体制を確認して選びましょう。
新雪ならHSS655c(JE1)、しまった雪もあるならHSS760n(J)、予算重視ならHG-K1650、雪を飛ばせないならSB800(JVT)や電動のSB800e(J)・ER-802DXが候補です。使うときは安全装置を無効化せず、雪詰まりはエンジンを止めて雪かき棒で。大雪の前日にやることは大雪警報が出たらやること完全ガイドも参考にしてください。



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