1件1,213万円。SNS型投資詐欺とニセ警察詐欺の見分け方と、気づいた瞬間にやること

執筆者:

カテゴリ:

📝 AIによる作成支援のお知らせ
本記事はAIツールを活用して作成・編集されています。内容はもしもナビ編集部が確認していますが、緊急時は必ず公式窓口(119・#7119・自治体等)の案内を優先してください。

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

1件あたりの平均被害額は1,213万円です

警察庁が公表した2025年の統計は、これまでの常識を壊す数字でした。

SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額は1,834億3,000万円(前年比44.2%増)、認知件数は15,168件(同48.2%増)。1件あたりの平均被害額は1,213万3,000円です。特殊詐欺と合わせた被害総額は3,241億円で、過去最悪を更新しました。

そして最も注目すべきは、被害者の年齢層です。ニセ警察をかたる詐欺では30代の被害件数が2,239件と最多。SNS型詐欺は40〜60代が中心。「高齢者が狙われる犯罪」という前提は、もう通用しません。

モモ
モモ

キュー隊長、1,200万円って……そんな大金、どうやって騙し取られるんですか?

キュー隊長
キュー隊長

一度にじゃない。少しずつ、何度も振り込ませるんだ。しかも本人は最後まで「投資している」と思っている。ここが従来の詐欺と決定的に違う点だ、モモ。

1|2025年に何が起きたのか

区分 認知件数 被害額 前年比
特殊詐欺 全体 27,832件 1,423億1,000万円 被害額 +98.0%
└ うちニセ警察詐欺 11,014件 1,005億円 件数がほぼ倍増
└ 架空料金請求詐欺 5,706件
└ 還付金詐欺 3,179件
SNS型投資・ロマンス詐欺 15,168件 1,834億3,000万円 件数 +48.2% / 額 +44.2%
合計 3,241億円 過去最悪

特殊詐欺だけで1日あたり3億9,000万円が奪われている計算です。しかも被害額はわずか1年で約2倍になりました。

年代別に見ると、狙われ方が違います

ニセ警察詐欺の件数 30代が2,239件で最多。働き盛りの世代が最も引っかかっています
ニセ警察詐欺の被害額 70代が274億円で最多。件数は少なくても1件あたりが大きい
SNS型投資・ロマンス詐欺 40〜60代が主要な被害層
つまり 全世代が標的です。「自分は大丈夫」「親だけ気をつければいい」という前提が最も危険です

2|3つの手口を1分で見分ける

手口A:ニセ警察詐欺(いま最も増えている)

「警察」「検察」「金融庁」を名乗り、あなたが犯罪に関与していることになっていると告げる手口です。ビデオ通話で警察手帳らしきものや逮捕状らしき書類を見せてくることもあります。

⚠️ ここは注意

  • 「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている」と言われる
  • 「捜査中なので誰にも言わないでください」と口止めされる
  • 「資産を確認するため、指定の口座に送金してください」と言われる
  • ビデオ通話に切り替えられ、制服や書類を見せられる
  • 国際電話番号(+から始まる)や見慣れない番号からかかってくる

✅ これが決定的な見分け方です

  • 警察は電話で「お金を振り込め」とは絶対に言いません。例外はありません
  • 警察は「誰にも言うな」とは言いません。むしろ家族への相談を勧めます
  • 警察はSNSやビデオ通話で捜査の連絡をしません
  • 逮捕状をビデオ通話で見せることはありません
キュー隊長
キュー隊長

この4つのどれか1つでも当てはまったら、その時点で100%詐欺だ。考える必要すらない。

手口B:SNS型投資詐欺

SNSの広告や、著名人になりすましたアカウントから始まります。まずLINEなどのグループに誘導され、そこで投資の「先生」と、儲かったと報告する「生徒」たちに囲まれます。生徒はほぼ全員がサクラです。

段階 起きること この時点での違和感
①接触 SNS広告・著名人なりすまし・知人からの誘い 広告経由でLINE登録を求められる
②信頼づくり グループで「儲かった」報告が続く 全員が同じような報告をしている
③少額の成功 最初は本当に出金できる ここで警戒が完全に外れます
④増額 「今だけの案件」「枠が埋まる」と急かされる 金額が桁違いになる
⑤出金拒否 「税金」「保証金」を先に払えと言われる ここで初めて気づきます

⚠️ ここは注意

  • ③の「最初は本当に出金できる」が最大の罠です。少額を返すことで信用させ、大金を入れさせます
  • 「出金するために手数料や税金を先に払ってください」は100%詐欺です。正規の金融取引で、出金のために追加入金を求められることはありません
  • 偽の取引画面アプリで、利益が出ているように見せかけます。画面の数字は何の裏付けもありません
  • 金融庁に登録のない業者です。金融庁の「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認できます

手口C:ロマンス詐欺

マッチングアプリやSNSで知り合い、数週間から数か月かけて関係を作ってから、投資や送金の話を持ちかけます。近年はAIで生成した写真や、AIによる自然な会話が使われ、見破りにくくなっています。

✅ ここが良い

  • 会おうとすると必ず断られる(出張中、海外勤務、軍人、医師など)
  • ビデオ通話を避ける、または不自然に短い
  • 写真が整いすぎている。画像検索をかけると他人のものが出てくることがある
  • お金の話が出た瞬間に終了。恋愛感情の有無に関係なく、これが唯一の判断基準です
モモ
モモ

でも……本当に好きになってしまっていたら、疑えないですよね。

キュー隊長
キュー隊長

そうなんだ。だから「疑う」んじゃなくて「ルールで切る」。会ったことのない相手に1円も送らない。感情ではなく、決めごとで自分を守るんだ。

3|「あ、やられた」と思った瞬間にやること

スピードがすべてです。犯人が口座から現金を引き出す前なら、お金が残っている可能性があります。引き出されたあとでは何も戻りません。

順番 やること 連絡先 なぜ急ぐか
1番目 振込先の金融機関に連絡し、口座凍結を依頼 振込先銀行のフリーダイヤル/自分の銀行 残高が引き出される前に止める。ここが勝負
2番目 警察に届け出る 最寄りの警察署/#9110(平日8:30〜17:15) 被害届が救済手続の前提になります
3番目 クレジットカード会社に連絡 カード裏面の番号 カード決済していた場合は利用停止を
4番目 証拠を保全する LINEのやりとり、振込明細、相手のアカウント、広告のスクリーンショット
5番目 消費生活センターに相談 188(局番なし) 手続きの進め方を無料で相談できます

⚠️ ここで絶対にやってはいけないこと

  • 「取り返してあげます」という業者に連絡しない。被害者を狙う二次被害の詐欺です。手数料を取られて終わります
  • 相手に「詐欺ですよね」と問い詰めない。証拠を消され、アカウントを削除されます。まず凍結、次に通報です
  • LINEのやりとりを削除しない。怒りや恥ずかしさから消してしまう人がいますが、これは証拠です
  • 一人で抱え込まない。「家族に言えない」という気持ちが、被害を何倍にも大きくします

4|お金は戻るのか——振り込め詐欺救済法の現実

銀行振込で被害にあった場合、振り込め詐欺救済法という制度があります。ただし過度な期待は禁物です。仕組みを正確に知っておいてください。

制度の対象 預金口座への振込みが使われた詐欺。暗号資産や現金手渡しは対象外です
流れ 金融機関が口座を凍結 → 名義人の権利を消滅させる手続 → 残った残高から被害者へ分配
申請期間 支払手続開始の公告があった日の翌日から30日以上の申請期間が設けられます
かかる時間 少なくとも半年以上が一般的です
戻らないケース ①犯人が既に引き出し済み ②残高が1,000円未満 ③申請期間内に申請しなかった
複数被害者がいる場合 残高を被害額に応じて按分。全額は戻りません

⚠️ ここは注意

  • 暗号資産(仮想通貨)で送ってしまった場合、この制度は使えません。SNS型投資詐欺では暗号資産での送金を指示されることが多く、これが回収を極めて難しくしています
  • 海外の口座に送った場合も回収は困難です
  • だからこそ「振り込む前」の判断がすべてです。振り込んだあとの手段は限られています
キュー隊長
キュー隊長

制度はある。でも万能じゃない。1,000万円振り込んで数万円しか戻らない例も普通にある。だから初動が全てなんだ。

5|家族を守るためにやっておくこと

親に対して

👍 こんな方におすすめ

  • 「警察はお金を振り込めと言わない」だけ伝える。手口を全部説明しても覚えられません。この1文だけで十分です
  • 「大きなお金を動かす前に必ず1回だけ電話して」と約束する。理由は言わなくていいので、この約束だけ取り付けてください
  • 固定電話を留守番電話設定にする。これだけで特殊詐欺の入口をかなり塞げます
  • 非通知・国際電話を拒否する設定にする。電話会社に頼めば無料でできることが多いです

自分と、子ども世代に対して

👍 こんな方におすすめ

  • 「会ったことのない相手には1円も送らない」を家庭のルールにする。例外を作らないことが唯一の防御です
  • 「出金のために先に払う」は詐欺、と覚える。税金でも保証金でも手数料でも、例外なく詐欺です
  • 投資の話は必ず一晩置く。急かされている時点で怪しいと考えてください
  • SNS広告からの投資話には触らない。著名人の写真が使われていても本人とは無関係です
  • 金融庁の登録業者一覧で確認する習慣をつける。無登録業者なら、その時点で終了です
モモ
モモ

「一晩置く」って、地味だけど強そうですね。

キュー隊長
キュー隊長

最強だよ。詐欺は例外なく「今すぐ」を求めてくる。一晩置けるなら、それはたぶん詐欺じゃない。

覚えておく番号

番号 窓口 使う場面
#9110 警察相談専用電話 詐欺かもしれないと思ったとき(平日8:30〜17:15)
110 警察 いま被害が進行中・緊急のとき
188 消費者ホットライン 消費生活センターにつながる。手続きの相談に
各金融機関 振込先の銀行 口座凍結の依頼。最優先

よくある質問

Q. 2025年の詐欺被害はどのくらいですか?

A. 特殊詐欺が27,832件・1,423億1,000万円(被害額は前年比98.0%増)、SNS型投資・ロマンス詐欺が15,168件・1,834億3,000万円(同44.2%増)で、合計3,241億円と過去最悪でした。SNS型は1件あたりの平均被害額が1,213万3,000円です。

Q. ニセ警察詐欺はどう見分ければいいですか?

A. 警察は電話でお金の振込を求めることはありません。また「誰にも言うな」と口止めしたり、SNSやビデオ通話で捜査の連絡をしたり、逮捕状をビデオ通話で見せたりすることもありません。ひとつでも当てはまれば詐欺です。

Q. SNS型投資詐欺で最初は出金できたのですが、本物ではないのですか?

A. 少額を実際に出金させるのは典型的な手口です。それで信用させてから大きな金額を入金させ、最終的に出金できなくなります。「出金のために税金や保証金を先に払え」と言われた時点で確実に詐欺です。

Q. 騙されたと気づいたら、まず何をすればいいですか?

A. 最優先は振込先の金融機関に連絡して口座凍結を依頼することです。犯人が引き出す前でなければお金は戻りません。次に警察へ届け出、証拠(LINEのやりとり、振込明細、スクリーンショット)を保全してください。

Q. 振り込め詐欺救済法でお金は戻りますか?

A. 口座に残高が残っていれば戻る可能性があります。ただし犯人が既に引き出していた場合、残高が1,000円未満の場合、申請期間内に申請しなかった場合は支払われません。複数の被害者がいる場合は按分となり、全額は戻りません。手続きには少なくとも半年以上かかるのが一般的です。

Q. 暗号資産で送ってしまった場合はどうなりますか?

A. 振り込め詐欺救済法は預金口座への振込みが対象のため、暗号資産は対象外です。回収は極めて困難になります。SNS型投資詐欺では暗号資産での送金を指示されることが多いため、この時点で強く疑ってください。

Q. 「お金を取り返します」という業者に頼んでもいいですか?

A. 絶対にやめてください。被害者を狙った二次被害の詐欺です。手数料だけ取られて何も戻りません。相談先は警察(#9110)と消費生活センター(188)です。

Q. 高齢の親だけ気をつければいいですか?

A. いいえ。2025年のニセ警察詐欺では30代の被害件数が2,239件と最多でした。SNS型投資・ロマンス詐欺は40〜60代が中心です。全世代が標的になっています。

まとめ

  • 2025年の被害総額は3,241億円で過去最悪。SNS型は1件あたり平均1,213万円
  • ニセ警察詐欺は30代の件数が最多。高齢者だけの問題ではありません
  • 警察は電話でお金を振り込めと言わない・誰にも言うなと言わない。これだけ覚えれば大半は防げます
  • SNS型投資詐欺は「最初は出金できる」が罠出金のために先払いを求められたら100%詐欺
  • 気づいたら①金融機関へ口座凍結依頼 ②警察(#9110/110) ③証拠保全の順。スピードがすべて
  • 振り込め詐欺救済法は預金口座の振込みのみ対象。暗号資産は対象外で、全額は戻りません
  • 家庭のルールは「会ったことのない相手に1円も送らない」「投資の話は一晩置く」の2つ

この犯罪の恐ろしさは、被害者が賢くないから引っかかるのではない、という点にあります。数か月かけて信頼を作り、少額の成功体験を与え、判断力が落ちたところで大金を要求する。設計された罠です。だからこそ、感情ではなくあらかじめ決めたルールで自分を守ってください。

モモ
モモ

「会ったことのない相手に1円も送らない」——これ、今日から家族で共有します。

キュー隊長
キュー隊長

それでいい。ルールは短いほど守れる。長い注意書きより、その一行の方がずっと強い。

この記事を書いた人|もしもナビ編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、公的機関・自治体・メーカー公式情報などを調査して執筆しています。緊急時は必ず公式窓口(119・#7119等)の案内を優先してください。 コンテンツ制作ポリシー

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です